結婚相手の性格

　結婚相手となる男性の家庭環境も気になります。果たして彼氏の性格にどのような影響があるのかウェルカムドールたちは考えます。
　

父親はどんな人？

　「彼氏が父親とどのような関係で育ってきたのかはとても大事だと思う。」
　「そうだね、マザコンかどうかっていうのは良く語られるけど、忘れられがちなのが父親との関係。父親に対してどのような感情を抱いてきたかが性格形成に関係していると思う。」
　「男性は自分の育った家庭と同じような家庭を築きたがるって言う人がいるけど、そうとも言えない。父親との関係が悪ければ〝父親みたいにはなりたくない〟って思うはず。」
　「小さいころから母親に対する父親の暴力を見てそれに嫌悪感を抱いて育つと〝自分は絶対に嫁さんに手を上げない〟って思うだろうね。」
　「でも父親の言うことややることが絶対だと教えられて育った子供は、そういう夫婦関係が定着しちゃう。だから同じように亭主関白の家庭になるんじゃない？。性格だって似てるだろうし。」
　「父親の言動を受容できるかどうかで変わってくるのかな。」
　「100％悪の父親はいないだろうから、基本的に父親のことが好きなのであれば暴力も許せちゃうのかも。」
　「自分が殴られても〝いけないことをした自分が悪いのだから仕方がない〟って思っちゃう。母親が殴られるのもそういう解釈になる。そうなると父親の暴力が肯定されてしまうね。」
　「その場合、暴力は父親の教育の手段という理解になるから、自分も奥さんや子供に暴力をふるうことが平気になる。」
　「父親を反面教師として捉えられる子供はそうならないよ。母親が殴られている様子を見てつらい思いを抱けるのなら〝父親が絶対〟との考え方に反発すると思う。だから暴力を許せなくなる。」
　「そういう男性でも父親のＤＮＡを受け継いでいるから、カーッとしたら手を上げてしまうかもしれないよ。」
　「それは有り得るね。生まれつきの性格は変えられないから。〝結局自分も父親と同じだ〟なんて、理想と現実の狭間で葛藤が生じるだろうね。でもそこで反省して次に生かしていければいいんだと思う。暴力はいけないということを心に刻めているのかいないのかで家族に対する態度は随分違うと思うよ。」
　「〝言っても聞かないのだから殴るのは当たり前〟なんて人とは雲泥の差。」
　「反省は大事だね。素直に謝ってくれる人ならば、今後変わってくれる可能性はあると思う。」
　「彼氏の父親がどういう人なのか聞いてみてもいいんじゃない。」
　「夫婦関係が円満ならば問題ないね。もしもそうでないのなら、父親のどんなところにどういう感情を抱いているのかまで聞けたら良いね。それで彼氏の理想の家庭像をうかがい知れると思うよ。」