そっくり人形ヒロのひとりごと 191127 ~聞いてもらいたいわけじゃないけど…~
生きることの意味2
人間を含むすべての動物がこの世に生まれてきたのは単なる偶然である。何らかの使命を持って生まれた来た動物などないだろう(宗教的考え方だと違うのかもしれないけど)。生まれた以上はその命が尽きるまで生きるだけ。そう考えると、生きることに意味などないと考えるのは妥当と思える。
人間としての問い
自分は何のために生きているのか、などと考えるのは恐らく人間だけだろう(もしかしたら他にも考える動物がいるかもしれないけど)。他の動物は単に目覚めて、おなかが空いたら食料を探して食べて、眠くなったら寝る、という生活を繰り返し、本能に任せて子孫を残すだけだ。最近太ったからダイエットのために走ろうとか、シミになるのが嫌だから出来るだけ紫外線を浴びないようにしようとか考えることはなさそうに見える(その知識がないからしないだけかもしれないけど)。
当然、何のために生きているのだろうとは考えそうにはない。むしろ生きるために生活しているのであって、生きること自体が無意識な目的になっているのだと思う。だから本来は人間も普通に生活出来ていれば何も問題はないのだ。生きるために生活出来ていればそれで良い、そこに意味など求める必要は無い、そう自然に思えればそれで良いことだと思う。それは煩悩を断ち切った求道者の思考に近いように感じる。
しかし、実際にはそんなに簡単なことではない。特別大きな欲望が無くささやかな生活で構わないと思っていても、生きている限りは生活に必要な金銭の獲得や人間関係というやっかいなことと関わって生きていかないといけない。学校や家庭、職場など、生活していくうえで最低限度交わっていかないといけない場では、全てを自分の思い通りにすることは不可能だ。
他人が存在するところでは、必ずその他人から何らかの評価を受けることになる。たとえ友達だとしても。それはテストの点数とか営業成績とかいう具体的なものだけではなく、個人の好き嫌いなど自分の努力ではどうにもしようがないことで勝手に不本意なレッテルを貼られてしまうものだ。一旦悪いレッテルを貼られると、それに耐えることは精神的なつらさを伴う。
自分はありのままで生きたいと思っていても周りが許してくれない。集団の中で生きていくにはその集団のメンバーに気に入られる自分を装う必要がある。どの集団に属するかでその装い方も違ってくる。厄介なのは、上手く装えていると感じる場合は、それなりに達成感を覚えてしまうものだ。そうなると一体本当の自分とは何なのか、自分でも分からなくなってしまいそうになる。自分は偽善者なのかと自分自身に嫌悪感を抱くことにもなりかねない。
集団に属していることで安心感はあるけれども、周りに気を使い続けなくてはいけないこと、更にはそんな生き方しかできない自分に対する失望などで、生きていることが虚しくなってしまうことはあるだろう。
動物の世界でも、縄張り争いに敗れた雄は集団から孤立して独り寂しく生きていくことになる、という話を聞いたことはある。けれど、人間ほど複雑な心境になっているとは思えない。権力と異性を手に入れる道を断たれただけで、目覚めて食べて寝るという生活は続けることができるだろう。集団から孤立を余儀なくされ、それを苦にして自死したという話は聞いたことは無い(実際にはあるのかもしれないけど)。
人間は生きること自体が目的にはなりにくい動物なのだと思う。人類は自らそのように進化してきたのだ。良くも悪くも今の文明の発達はその成果と言える。「自分は何のために生きているのだろうか」の問いは、偽りの自分を装わざるを得ない状況から抜け出せない人間にとって必然のことのように感じる。
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