海の日

　今日7月15日は海の日です。ハッピーマンデーの祝日なので、7月の第3月曜日です。去年は7月16日、一昨年は17日でした。しかし来年は東京オリンピックが開催されることにより、交通の混乱を避ける目的で祝日を移動することになっています。海の日は7月24日の開会式の前日である23日になる予定です。来年の7月23日は木曜日です。
　

由来と海水浴

　海の日とは言え、海水浴にはまだ少々早い気がします。石川県の今日は曇り空で気温も25℃程度のようで海に入るには低めです。梅雨明けの声は聞こえませんが、それでも各海水浴場は海開きを終えているので海に入る人もいることと思います。ただ、どうせならお客さんがたくさんいる時を海の日にした方が、様々なイベントを行えて良いのではないかと思います。そう考えると海の日は完全に梅雨明けが期待できる7月末から8月初旬頃の方が適している気がします。
　

　もともと海の日は毎年7月20日でした。それは1876年（明治9年）に明治天皇が軍艦ではなく初めて巡視船による航海をした日であることが由来です。1941年（昭和16年）に〝海の記念日〟に制定され、1996年（平成8年）に国民の祝日として〝海の日〟となりました。そして2003年（平成15年）の祝日法改正によりハッピーマンデーとして7月の第3月曜日になっています。
　

　きちんとした由来のある記念日をハッピーマンデーとして日にちをずらすことには何となく違和感を覚えます。ただそれで特に大きな問題が無く、むしろ歓迎する人が多いのであれば、それもありかなとも思います。

　由来は海水浴とは関係ないので、海に入れなくても問題はないと言うことです。明治天皇の巡視船での初航海が夏場だったから「海の日に海水浴をしよう」という発想になるだけでしょう。でも海の日に海水浴する必要は全くなく、むしろ航海（船旅）をする方がその由来からは適当だと思います。そう考えるとハッピーマンデーで3連休にしたことは納得できます。日帰りの船旅は計画を立てにくいでしょう。でも「海の日に航海をしよう」という声はあまり聞こえてきません。聞こえても我が家にはそんな余裕はありませんが。
　

　そもそも大人になると海水浴に行くことは少なくなります。小さい子供がいれば別ですが、最近は紫外線の悪影響も懸念されるので、敢えて子供を海水浴に連れて行かない親も多いように思います。海に行っても海水浴せずに浜辺でバーベキューをして楽しむ人たちが増えているのではないでしょうか。バーベキューの準備と後片付けを専門に行う業者もいるくらいですから。
　

　今日も海水浴よりもバーベキューの方が良さそうです。ただ、酔った勢いでの悪ふざけで溺れて命を落とす人のニュースを毎年のように耳にします。「海の日に後悔をしない」ように気を付けましょう。・・・笑えないおやじギャグです。子供たちに白い目で見られている父親は私だけではないと思います。