ウルトラマンの日

　今日7月10日はウルトラマンの日です。1966年（昭和41年）の今日、ウルトラマンが一般家庭のテレビに初めて登場したことを記念して円谷プロが制定しました。
　

　この日の番組は「ウルトラマン前夜祭　ウルトラマン誕生」というタイトルで、前日に杉並公会堂で催されたウルトラマンの宣伝イベントの様子を放映したものです。本来ウルトラマンは1週間後の7月17日に初放映される予定でした。しかし、10日に放映予定だった「ウルトラＱ」の最終話の内容が難解だったことにより放映を中止することにして、その代わりにこの番組を放映したのです。テレビでのお披露目は予定よりも1週間早まったということです。
　

ウルトラマンの思い出

　私はウルトラＱの時代から見ていました。ウルトラＱは子供には少し怖い内容だった記憶がありますが、多くの友達も見ていたようで毎週楽しみにしていました。個人的には難解だと言われた最終話も見てみたかったです。
　

　「ウルトラマン前夜祭」の記憶はありません。でもウルトラマンは最初から欠かさずに見ていたはずです。私の子供時代はウルトラマンと仮面ライダーが特撮ヒーローの双璧でした。アニメではマジンガーＺです。
　

　ウルトラマンに出てくる怪獣も好きでした。バルタン星人やゼットンのことは番組をリアルタイムで見ていなくてもご存知の人が多いのではないでしょうか。他にもダダやジャミラ、レッドキング、ピグモン、ギャンゴ、ゴモラ、メフィラス星人など魅力的なキャラクターがたくさんいました。
　

　私が見ていたのはウルトラマンタロウくらいまでです。令和になって今月の6日からウルトラマンタイガが新たに放映されているようですが、タイガがタロウの息子と聞いて時の流れを感じました。タロウの放映が45年程前ですから子供がいて当たり前なのですが…。
　

　それと3代目の「帰ってきたウルトラマン」は今までずっと名前を知らなかったのですが、本名は「ウルトラマンジャック」だということを今回初めて知りました。放映当時はそのような名前は無かったと記憶しています。どうやら後世になってから必要に迫られて付けられたようです。セブンやタロウのような名前が無くて可哀そうだと思っていたのですが、少し安心しました。しかし「ジャック」と言われて「帰ってきたウルトラマン」を思い起こす人はどれだけいるのでしょうか。リアルタイムで見ていた人間にとっては愛着が湧かない名前です。どうせなら最初から名前を付けてあげてほしかったです。
　

　ウルトラマンや仮面ライダーが今でもシリーズものとして続いているのはうれしいことです。キャラクターの特性やストーリーの内容はだいぶ変わっていると思いますが、子供が興味を示すものは時代が変わっても大きくは変わらないようであることに何となく安心するのは何故なのでしょうか。