女子マラソンの日

　1978年（昭和53年）4月16日に東京の多摩湖畔で日本初の女子フルマラソン大会が行われました。大会名は〝第1回女子タートルマラソン全国大会〟です。それを記念して今日が女子マラソンの日とされました。大会名にあるタートルとは亀のことで〝スピードを競うのではなく、ゆっくりで良いから完走を目指しましょう。〟という趣旨だったようです。
　

マラソンのすすめ

　1978年というと今から41年前のことです。日本の女子マラソンの歴史は意外と浅いんだなと感じました。当時は男子マラソンで宗兄弟や瀬古利彦氏が活躍していた頃で、日本全体でフルマラソンに注目していた時期だったと思います。私がフルマラソンに興味を持ち始めたのもこの頃です。ただ、趣味として実際に走り始めるのはそれから10年以上経ってからのことです。
　

　このマラソン大会の参加者は僅か49人。女子限定とはいえ、今のマラソンブームからは考えられないくらいの少なさです。しかし私がマラソンを始めた20年以上前は大会に参加する女子は僅かでした。男子を含めた全体でも定員をオーバーする大会は少なかったと思います。ですから応募締め切りギリギリになってから申し込んでも余裕で間に合っていました。今は人気がある大会だと募集開始からすぐに定員を満たしてしまい参加すること自体が難しくなっています。そのような状況のためか参加費も年々高くなって以前のように気軽に参加できなくなっています。最近は参加費が1万円以上の大会も珍しくありません。
　

　さて、では日本初の男子フルマラソンの大会はいつなのかと思い調べてみました。しかし、はっきりとは分かりませんでした。1909年（明治42年）に神戸から大阪までの32㎞を走る大会が日本初のマラソン大会であるようですが、42.195㎞のフルマラソンの情報は得られませんでした。
　

　マラソンは誰でも気軽に始められるスポーツで、高い運動能力を有してなくても良い記録を出せる可能性があります。走ることを敬遠していた人が何かのきっかけで走るようになったら病みつきになったという話は良く聞きます。ダイエットにも効果的なのでおすすめです。とにかく無理せずマイペースで走ることが長く続けるための秘訣だと思います。