恋愛と幸せ

　喧嘩をしないから相性が良いとは言えない。相手に関心が無くなれば喧嘩にすらならないのだから。その反対に喧嘩をしても相性が良い場合もありそうです。相性とはどのようなことで決まるのか、ウェルカムドールたちは考えます。
　

恋人との相性

　「思いが違っても相手に譲れるってことは相手のことをそれだけ大事に思っているからなんだね。」
　「でも何でも譲っちゃう人もいるよね。そういう人は相手のことを大事に思っていなくても譲るでしょ。」
　「そういう人は自分の考えに自信が無かったり気が弱かったりするんだろうね。相手に従うだけ。」
　「譲れる人が全て相手のことを大事に思っているとは言えないね。互いの力関係とかの要素も関連して譲らないと自分の立場が危うくなる場合なんかは譲るしかないってことになるんだろうな。」
　「収入の差が大きいとありそうだね。」
　「一方だけが譲ってばかりの関係はもめごとがなく上手くいっているように見えても相性が良いとは言えないんじゃないかな。」
　「さあ、どうかな。相性が良いとか悪いとかはそれぞれの心理面が大きく関係しているだろうから単純に第三者が分かるものではないと思うな。」
　「力関係で譲らざるを得ない人にしたら不満が大きいだろうから相性は悪いんじゃないの？。」
　「確かに相手に対して不満が大きければ相性が良いとは言えないだろうね。でも力関係で立場が弱いからって不満があるとは限らないよ。」
　「何で？。」
　「相手の言いなりになっている方が楽って人も結構いると思うんだ。そういう人にしてみたら何でも決めてくれる人と一緒になるのが良いだろうね。要は本人の気持ち次第。」
　「そういう人は逆に〝あなたが決めて〟って言われると悩んじゃうんだろうね。」
　「しょっちゅうそんなこと言われていたら疲れるんだろうな。」
　「仕事でも指示されたことはきっちりとやるけど指示する側になると優柔不断で決められない人がいるね。」
　「だから言いなりが楽だという人は親分肌の人との相性が良いと言えるだろうね。」
　「逆に言いなり同士とか親分肌同士だと相性が悪いんだね。何も決められなかったり、対立してばかりだったりで。」
　「そう考えると自分の足りないところや欲しているところを補ってくれる人だと相性が良いのかもね。」
　「他にも生来の性格とか今までの生活習慣とかも関係してくるだろうからそれだけでは決められないと思うけど、良い関係性を築くための大きな要素ではあるだろうね。」