そっくり人形作りの公式

　３Ｄプリンターで本人そっくりに作れる時代になりました。職人がいなくても機械さえ購入すればそっくりに作ることは誰にでも出来るようになったのです。だからこそ３Ｄプリンターでは作れないそっくり人形を作ることが大事です。それはどのような人形なのでしょうか。
　

そっくり人形だけどそっくりじゃない？

　それならデフォルメした顔の人形を作れば良いだろうという考えは当然あります。ただデフォルメするとそっくり度が怪しくなります。実際にデフォルメされたそっくり人形がありますが、確かに似ているとは言えますがそっくりとは言い難いものが多いです。有名人のものなどは名前を聞けば確かにその人に見えますが、聞くまでは誰だか判断しかねるものも珍しくはありません。なかには名前を聞いてもその人に見えないこともあります。実際にはデフォルメしやすい顔としにくい顔があります。しにくい顔の場合はデフォルメすることで他の人に見えたりします。これではデフォルメの意味がありません。デフォルメも技術の１つですが顔のタイプにより似ていたり似ていなかったりするのでは注文する人は不安になるでしょう。
　

　また、デフォルメはその人の個性的な部分をより強調することになります。本人がそこを気に入っていれば良いですが、個性的な部分というのはコンプレックスであることの方が多いでしょう。本人にとって嫌いな部分を強調するというのは他人から見たら面白いかもしれませんが本人は心から受け入れることが出来ないかもしれません。皆から〝似てる～〟と言われて一緒に笑ってはいますが、内心では複雑な思いが渦巻いていることでしょう。本人が心から愛せない人形を作ることにどれだけの価値があるのかを考えないといけないと思います。まあ、政治家など特定の人のそっくり人形は敢えて下品に作るところに意味がある場合もありますけど。
　

　そっくりでありながらも３Ｄプリンターでは作れないもので本人に気に入ってもらうには〝実物よりも少しだけ可愛いく美しい〟というのが良いのではないかと思います(店長の人形も実物より可愛くイケメンにしてあります）。そのためには個性的な部分を強調したら良いのか、それとも控えめにした方が良いのかは判断に迷うところです。この辺は制作者の好みによっても変わってくると思います。制作者にとって魅力的に見える部分を強調したくなりますが、そこが本人にとっては嫌いな部分だったらクレームがくるかもしれません。
　

今日の金沢

　今日は朝から良い天気で、走っていても気持ちが良かったです。金沢マラソンでの体調は最悪の状態でしたが、その後は少し持ち直している感じがします。
　

　今度の週末は勤労感謝の日があり3連休ですが天気は雨の予報です。自転車の塗り替えには不向きのようです。やるなら11月中にと思っていたのですが、どうも無理そうです。まだやると決めていませんけど。息子は今日も朝から水色の自転車に乗って街中を探索したようです。塗り替えてあげたい気持ちはありますが、実行できないダメな父親です。