そっくり人形作りの公式

　そっくり人形がそっくりなのは当たり前、人形としての価値を高めるためにはそっくり以外の魅力が必要です。品質が同程度なら安い方が魅力的ですが、オーダーメイドの手作り品の場合は安くするには限度があるため、そこに注力するのは好ましいとは思えない、ということを前回お話ししました。安さ以外の魅力を備える方がより良いものが出来ると思います。
　

そっくり人形の付加価値とは

　一般的に付加価値とは商品に付随する他にはないサービスや機能のことを指すのはご存知のことでしょう。よくあるのは〝ブランド〟ですね。同じようなＴシャツでも有名ブランドのものの方が高くても人気がありますよね。私は買えませんけど。そのブランドの服というだけで欲しくなる人も多いようです。スマホもいろんな機能が付いている方が人気のようですね。私にはかえって使いづらくて困りますけど。
　

　ではそっくり人形にはどのようなサービスや機能が付いていると喜ばれるのでしょうか。いや、そもそもそっくり人形を購入される方はそっくり以外の機能を欲しているのでしょうか。恐らくそこまで考えていない方が殆どだと思います。皆さんが気にしているのは〝どのくらいそっくりに出来上がるのだろうか〟〝料金はいくらぐらい掛かるのだろうか〟と言うことだと思います。
　

　そっくり人形の購入を考えてネットで検索してみると、いろんな業者があることを初めて知ることになります。そこで〝どこの業者に依頼するか〟と検討することになります。一番のポイントは〝似ていること〟であることは間違いないでしょう。しかしどこの業者のＨＰを見ても〝本人そっくりに作ります〟とうたっているので違いは分かりにくいようです。実際の制作事例も載せてあることも多いので参考にされるでしょうが、判断に迷うことと思います。どこに頼んでも同じようなものが同じような料金で出来上がるのであれば迷う必要はないと思います。しかし、実際には業者によって品質や大きさ、価格に違いがあるのがオーダーメイドの商品です。じっくりと検討された方が良いでしょう。
　

　結局付加価値を付けるのは業者側がお客様に選んでもらうための手段であるとも言えます。それはどの業界でも一緒だと思います。本来付いて無くてもお客様の最低限のニーズに応えることは出来るけど、あった方が他との差別化になるしお客様の満足度も上がるというような業者側の販売戦略でもあるのです。もちろんそっくり人形においては〝そっくりである〟ということは大前提です。ただ私の場合は付加価値を付けようということではなく〝自分が欲しくなるそっくり人形を作りたい〟という思いがそもそもの発端です。今までと同じものならば自分が作って売る必要はないと考えていました。テイクレストのドールは最初から既存のそっくり人形と違うものを目指したため、結果的にそれが付加価値となっているとも言えます。
　

バースデーケーキ

　11月7日は次女の誕生日でした。そのためバースデーケーキを作りました。写真では分かりにくいですが、ナッツ入りチョコスポンジとチョコレートムースの2層になっていてミロワールショコラを上掛けしています。ミロワールショコラは今回初めて作りました。扱いなれていなかったこともあり少し気泡が入りましたが、まずまずの仕上がりだと思います。チョコ系のケーキは比較的簡単で美味しく出来上がるのでお勧めです。