そっくり人形作りの公式

　そっくり人形を作っていてよく思うことは〝どこまでそっくりに作ればよいのか〟ということです。本当にそっくりにしてしまうと気持ち悪かったり怖かったり感じる人も多いようだからです。なので実際にはご本人よりもかわいい感じで仕上がるように心掛けていますが、もしかしたら〝思っていたような仕上がりじゃない〟と思われはしないかという心配もあります。
　

そっくり人形のイメージ

　結局はお客様のニーズによって違ってくるのでしょうが、まずは制作者自身のスタイルを決めないといけないわけです。全ての人のニーズに応えようとするのは無理だと思うので〝私の作るそっくり人形はこういう感じになりますよ〟というイメージをお伝えしないとお客様のイメージとズレが生じて期待を裏切ることになりかねません。
　

　しかし、このイメージが固定されるかというとこれも難しいです。作っていくに従って作風が変わるからです。いきなり大きく変わることはありませんが、徐々に変わっていくのです。制作者は常に前作よりも良いものを作りたいという思いがあるのが普通です。ですから〝今度はこうしてみよう〟という新たなトライが続くため、気が付くと1年前のものとは違ったイメージの人形となっているのです。長期連載している漫画の主人公の顔が連載当初と現在とでは随分違っていることは良くあることです。あれと同じようなことです。
　

　自分の作風が固定されるには長い年月が掛かるのかもしれません。ある程度まで作ると変化もしなくなってくるのではないかと思います。自分の中で〝これで良し〟という確固たる自信が出来ればそれ以上変える必要は無くなるでしょう。そこまでになるにはまだまだ時間が掛かりそうです。
　

息子の自転車塗装計画２

　先週店長日記に書いてから真剣に塗り替えを考え始めたため、以前仕事で使用していた２液性のウレタン塗料が使えるかどうか確認しました。塗料自体は使えそうですが、硬化剤が殆ど固まっていました。きちんと保存していたつもりだったのですが、容器の密閉性が悪かったようです。まあ、購入してから20年程経過しているので仕方がないですね。
　

　ネットで調べると硬化剤だけで1万円近くするようです。安い自転車1台買えてしまいます。塗り替えのためだけにそんな高額を支出するわけにはいきません。少し残っている硬化剤で足りそうであれば使おうと思いますが、無理ならばラッカースプレーを買ってこようかなと考えています。でもラッカーだと剥がれやすいのでクリアーだけでもウレタンで上塗りしようかとも思っています。
　

　でも本当に塗り替えるかは分かりません。まだ決断できていないのです。優柔不断な父親ですみません。
　

今日の金沢

　今日は朝から雨模様です。午後には雨が上がるようです。金沢は随分寒くなってきました。暖房は必需品です。
　

　雪道でのチェーン装着が義務化されるというニュースが流れました。大雪の時で指定された道路だけということですが、冬タイヤ装着車にも義務化されるようです。何でも一律に義務化を決定するのは如何なものかと思います。観光で訪れる車や配送の大型トラックなどは仕方がないとしても日常的に車を使用する雪国の事情をもう少し勘案していただけるとありがたいと思うのは私だけでしょうか。