登山の日

　今日10月3日は登山の日です。「と(10)ざん(3)」の語呂合わせからです。日本アルパイン・ガイド協会の重野太肚二氏が発案し、1992年（平成4年）に同協会が制定しました。山に登ることで雄大な自然に触れ、自然の素晴らしさを知り、その恩恵に感謝することを目的にしています。
　

登山の魅力

　人は何故山に登るのでしょうか。「そこに山があるからだ」と答えた人がいるそうですが、目の前に山があっても登らない人はいます。仕事でもないのに敢えて山に登るということは、その人にとって何か魅力があるからなのだと思われます。
　

　登山の魅力は登山したことが無くても想像はできますが、実際とは違うものです。本当のところは経験したことがある人にしか分からないでしょう。初めて登山してみて「思っていたよりも楽しい」と感じてハマる人もいれば、「ただ辛いだけ」と二度と登らない人もいるようです。やはり何事も人それぞれ、向き不向きがあるようです。
　

　登山にハマる人にとって魅力と感じるのは「非日常的な景色」「雄大な自然を感じられる」「達成感」「普段の喧騒から離れてリフレッシュできる」など様々だと思います。上級者になれば更に違う魅力がありそうです。
　

　私も何度か登山をしたことがあります。ただ、ハマるというところまでは行きません。確かに登りは楽しいのですが、下りにあまり楽しさを感じられません。それに登山口に行くまでに時間が掛かることも難点です。つまり、私にとって登山の楽しみのスタートは登山口で、ゴールは頂上なのです。その前後の行程に楽しさを感じないためハマらないのだと思います。恐らく自宅を出てすぐに登りが続き、ずーっと登った頂上がまた元の自宅ならハマると思います。そんな地形があるわけないですけど。
　

　私が数年前まで登っていた時は殆どが我が家の小学生の子供たちと一緒でした。職場の人達との登山でしたが、我が子供たちも連れて行っていました。自然の景観とか、達成感とか、登山にはいろいろな魅力がありますが、私にとっては登山口まで行き、登り、山小屋に泊まり、そして無事に下山するという行程全てを子供たちと一緒に経験できることが何よりも魅力でした。
　

　子供たちが中学生になって部活で忙しくなり登山から離れたことで、私も登山への意欲が薄れてしまいました。私にとって登山は「家族と一緒に楽しめるところ」が魅力だったのです。いずれまた一緒に登る日を楽しみにしています。