スヌーピーの日

　1950年（昭和25年）の今日、アメリカの新聞7紙で、チャールズ・モンロー・シュルツ作の漫画「ピーナッツ」が掲載を開始しました。この作品の主人公はチャーリー・ブラウン少年で、チャーリーの飼い犬はビーグル犬のスヌーピーです。
　

　主人公のチャーリーよりもスヌーピーの方が人気者になったため、ピーナッツの連載開始日がスヌーピーの日となりました。ただ、実際にスヌーピーが登場したのは2日後の10月4日だったそうです。また、スヌーピーの誕生日である8月10日もスヌーピーの日となっています。
　

ピーナッツについて

　スヌーピーを見ると小学生時代の友達を思い出します。クラスメートにピーナッツのファンだった子（男子ですよ）がいました。その子は漫画を描くのも上手くて、自分でピーナッツのようなテイストの4コマ漫画を描いていました。また、クラスメートの似顔絵も独自の画風で描き、漫画のキャラクターとして登場させるなどして、皆から人気を得ていました。その子の影響を受けて同じような漫画を描くことが友達の間で流行りました。私もその一人です。
　

　ピーナッツの存在を知ったのもその時です。日本の少年漫画とは全く違う雰囲気に面白さを感じました。大きな感動は無いけれど、何とも言えないほのぼのとした味のある作品です。日常的によくある風景が多いのですが、登場するキャラクターがそれぞれ独自の個性を発揮して織りなすやり取りの中、スヌーピーが人間とは違う独特の目線でそれを評しているのが当時の私には新鮮でした。
　

　ピーナッツの登場人物はスヌーピーとウッドストック以外は殆どが人間の子供です。でもその子供たちの会話の中に大人が教わるような人生訓のようなものも多いです。時には哲学的な言葉も出てきます。新聞に連載されていたこともあって、大人にとっても考え方の指針になるような漫画です。ピーナッツはスヌーピーが可愛いというだけでなく、そのような会話が大きな魅力なのだと思います。世界中の多くの人から長年に渡り愛されている作品であることは納得できます。