夢をかなえる日

　今日10月6日は夢をかなえる日です。「ド(10)リーム(6)」と読む語呂合わせです。千葉県千葉市に本社を置く株式会社KUURAKU  GROUPが制定しました。
　

　同社は炭火串焼厨房「くふ楽」や串焼BISTORO「福みみ」などを運営している企業です。この「夢をかなえる日」には、全国のアルバイトを対象とした伝説のアルバイト、優秀なアルバイト、アルバイト起業家などを表彰し、若者の夢を叶えるバックアップをしています。
　

夢は何？

　ここで言う夢は、人生の目標や一生を掛けてやり遂げたいことなどのことです。眠っていて見る夢とは違います。では、「あなたの夢は何ですか」と問われて、迷わずに答えることが出来る人はどのくらいいるでしょうか。そしてその人たちの中で、その夢に向かって確実に歩んでいる人はどのくらいでしょうか。
　

　私は周りの人に向かって胸を張って言える夢はありません。「こうありたい」という願望みたいなものはありますが、堂々と言えるようなものではありません。もともと子供の頃から自己主張をしない人間なので、尚更です。ですから人前で堂々と自分の夢を主張できる人が羨ましいと感じます。
　

　ただ、主張ばかりで行動が伴わなければ魅力は半減してしまいます。どのような夢であろうと、その夢に向かってどれだけの努力をしているのかが大事です。逆に主張をしなくても、コツコツと人知れず努力をしていればそれだけで立派な人間だと思います。
　

　私は昔から人前で恥を掻きたくないという思いが人一倍強いようで、人前で失敗することをとても恐れてきました。ですから失敗しないように、始めから難しいことにはチャレンジしないという習慣が身に付いたのです。そのため叶えることが難しそうな夢は抱かないようになりました。当然、そんな夢に向かって努力することもありません。自分の自信があることしかしない、とてもずるくて情けない人間だと心の中で思いながら生きていました。
　

　夢を叶えることが素晴らしいことのように言われますし、そんな人生に憧れる人が多いようです。でも、全ての人が壮大な夢に向かって努力して生きていかなければいけないわけではありません。自分が出来る範囲内のことをやって生きていても良いはずです。そう思えば楽になれます。無理に大きな夢を抱くことは無いし、夢が無いからと言って落胆することもないのです。
　

　夢を抱くことや夢を叶えることと幸せになることはイコールではありません。夢を叶えるよりも自分が幸せだと感じられる人生を送ることが大事だと思います。敢えて言えば「私の夢は幸せになること」です。死ぬときに「幸せな人生だった」と思えれば充分です。その夢に向かって少しは努力しているつもりですが、果たして叶うのでしょうか。その時が今なら、叶いそうです。