幸せへの道標

　結婚したことが無い人には結婚の良さが分からないのは仕方がないこと。そういう人には結婚に対する情報が頼りなのにネガティヴな情報ばかりが気になってしまう。ポジティブな情報もあるけどどうしても綺麗事のように聞こえてしまうのは何故？。ウェルカムドールたちは考えます。
　

結婚の功罪

　「結婚したことが無い人には結婚生活は未知の世界。慎重になるのは仕方がないかもね。」
　「一度結婚したら簡単には後戻り出来ないからね。」
　「中には簡単に独身に戻っちゃう人もいるけど。」
　「結婚も疑似体験出来ると良いんだけど。」
　「単に一緒に暮らすだけなら籍を入れずに暮らすっていう方法もあるよ。」
　「そういうカップルは結構いるみたいだよ。」
　「一緒に暮らしていても籍を入れているかどうかで精神的な負担は違うと思うな。籍を入れなければ精神的な負担は独身の時とあまり変わらないんじゃないかな。」
　「だとすると結婚生活と同じとは言えない気がする。」
　「いつでも別れられるというのは精神的に随分楽だと思う。自分の思いを優先させやすい状況だからね。」
　「考え方が違うのなら無理に一緒に暮らす必要は無いって感じかな。」
　「籍を入れていたら別れるのは簡単にはいかないからね。パートナーの同意が無ければ別れられないし、たとえ別れたとしても慰謝料とかの問題も出るかもしれない。」
　「だから自分と相性が悪いことに気付いても我慢して暮らさないといけないことになる。長く苦しい結婚生活…。」
　「そういうことを言うからネガティブなイメージが定着しちゃうんだよ。」
　「でも実際に離婚するカップルも増えているみたいだし、独身で人生を満喫している人達も多いという話を聞くと、失敗するかもしれない結婚をする気が起きないのは仕方がないよ。」
　「それは独身である自分に都合の良い情報ばかりを選んでいるからそう思うんだよ。そうやってやっぱり独身の方が良いんだって思うことで自分を安心させているんじゃないの？。」
　「結婚して幸せなカップルもたくさんいるんだから、そっちにも目を向けてほしい。」
　「それに独身で人生を満喫出来ている人はどのくらいいるんだろう。寂しい思いをしている人の方が多いのかもしれないよ。」
　「最近は一人暮らしでも困らずに楽しく暮らせるようになったから独身にとってポジティブな情報が多いみたいだね。でもそういう偏った情報に流されずに自分の一生を考えてほしい。今の自分が永遠に続くことは無いんだから。」