幸せへの道標

　結婚して自由な時間がなくなった、そう思っている人は多い。独身の時はそんなに自由だったのでしょうか、結婚したことで何がどれだけ変わるのか、改めて考えてみることで何か解決策がみつけられるかもしれない。ウェルカムドールたちはそう思います。
　

結婚の功罪

　「独身の時でも家事はしないといけないこと。結婚することでパートナーと分担できるのだから楽になるんじゃないの？。」
　「奥さんに任せっきりにしている人は負担が減るから自由な時間は増えるはず。その分奥さんは1人の時より負担は増えちゃうね。」
　「上手く分担すれば共に1人の時よりも楽になると思うよ。」
　「でも2人とも親元で暮らしていて家事をしていなかったならそうはいかないよ。」
　「そうだとしても親はいつまでも元気でいられるわけじゃないからいずれは自分でしないといけなくなるはず。結婚しなければ親の介護も自分一人でしないといけなくなるかもしれないんだから今までが楽をし過ぎなんだよ。その状況と比べて負担が増えたって文句を言うのは大人としての自覚が足りない気がする。」
　「自由な時間が無くなったとか負担が増えたとか思うのは学生時代とかの楽な時を基準にしているからなんじゃないかな。そこを基準にしていたら何事にも負担を感じるのは当然のことだね。」
　「独身の時ってそんなに自由なのかな。一生一人で暮らす方が良いって本当に思っているのかな。」
　「独身で一人暮らしだったら家事を適当に済ませても誰にも文句を言われないからね。仕事で疲れて帰ってきてそのまま寝ても構わないし。部屋の中が汚くても自分が平気ならそのままで良いし。それが自由だと感じるんだろうな。」
　「休日は好きな時間に起きて1日自分の好きなことをしていられるから、やりたいことがある人にはいいだろうね。」
　「結婚したらそうもいかなくなるってことか。部屋を散らかしたら文句を言われるし休日でも自分の好きなようには出来なくなるからね。」
　「自分で稼いだお金だって独身なら自由に使えるけど、結婚したらそうはいかない。欲しいものがあっても我慢しないといけないことが多くなる。」
　「部屋を散らかしても文句を言われないとか休日は好きなことし放題とか欲しいものを我慢しなくても良いとか、独身の良さって幼い時の欲求が満たされた状態みたいだね。」
　「子供の頃は親から口やかましく言われていたよね。〝部屋を片付けなさい〟とか〝遊んでいないで勉強しなさい〟〝そんなもの我慢しなさい〟って。」
　「大人になってやっと手に入れることが出来た自由だな。結婚することでまたそれを手放さないといけなくなるのがもったいないと感じるのかな。」