そっくり人形作りの公式

　私は自分にそっくりな人に会ったことがありません。似ていると思う人は過去にいました（こんな表現をすると既にお亡くなりになられた方だと思われるかもしれませんが、恐らく今でもご存命だと思います。ただ単に最近はお会いしていないということです。）。自分では似ていないと思っていても他の人から〝〇〇さんに似ている〟と有名人の名前を挙げられることがあります。それも人によって挙げる名前は違ったりします。皆さんはどうでしょうか。
　

似ていると思うポイントはどこ？

　原辰徳、石橋貴明、小西博之、ミスチルの桜井和寿、ユースケ・サンタマリア、豊川悦司、等々私が今まで似ていると言われてきた方々です。私自身は特にこの中の誰かに似ているとは思っていないのですが、強いて言えば桜井和寿か豊川悦司だと思います（個人的な願望が入っています）。妻はユースケだと言いますが絶対違います。（敬称略してます。）
　

　では上に挙げた方たちは皆似ているのでしょうか。私には似ているように思えません。更に原辰徳に似ているという人は小西博之には似ていないと言います。このことを考えると皆それぞれに他人を見て誰かと似ていると思って見るポイントが違うのかもしれません。私と原辰徳のこの部分（例えば輪郭）が似ている、私と小西博之のあの部分（例えば鼻）が似ていると言うように違う部分を見て判断しているということ。だから原辰徳と小西博之の輪郭は似ていないし鼻も似ていない、だから両者は似ていないということになるのではないか。
　

　あの人とこの人は似ているか似ていないかを判断する時に見るポイントが人それぞれ違うということはそっくり人形作りに携わる人間としては少々厄介なことです。もしも90%そっくりに作っても残りの10%の部分を見て判断する人だったら〝似ていない〟と思われる恐れがあるのかもしれません。著名な人の作品でも私が見て似ているとは思えない似顔絵やそっくり人形があります。でもその制作者は似ていると思っているのだと思います。だとしたら私とは見るポイントが違っているのでしょう。私の作品においてもそのようなことが起こるということです。そうならないためには100%を目指すしかないということになるのでしょうか。
　

今日の金沢

　いよいよ冬到来です。今朝はうっすらと雪が積もっていました。これからは毎日天気予報を気にしなければいけない季節です。雪マークがあるとそれだけで憂鬱です。天気予報が当たりませんようにと祈る日々が続きます。外を走るのも躊躇するようになります。
　

　幸いなことに今年の冬は石川県内の一般道は大雪時のチェーン義務化の対象にはなりませんでした（北陸道の一部は規制対象です）。全く現実に即さない規制なので早く撤回してもらいたいです。