そっくり人形作りの公式

　そっくり人形作りがスムーズに進むかどうかは自分の脳の働きが関係しているのではないかという話を昨日しました。ではそれは改善できるのでしょうか。
　

都合良い見方は都合が悪い

　人間というものは自分に都合の良い考えを優先したがる傾向があるようです。自分の自信ある意見に反論がある場合、それに対して素直に受け入れられる人は少数派なのではないでしょうか。結果的に相手の意見に同意することになったとしても、まずは自分の意見の正当性を証明しようとヒートアップするのが普通だと思います。自論を正当化する証拠集めに躍起になったり相手の意見の粗探しをしたりします。そうなるとすでに良否を冷静に判断することは望めません。
　

　そっくり人形作りでも同じようなことが起こっているのだと思います。写真そっくりに作っているはずなのに何故か似ていないという時はどこが違うのかをチェックしていても自分ではなかなか気付けません。自分が作ったものなので〝ここはこれで良いはず〟という思いが優先されてしまうのだと思います。疑って見ているつもりでも脳が勝手にそう判断してしまうのでしょう。どのような仕事でも自己チェックというのは最善の方法ではないと思います。
　

　改善するためには確かな目を持つ他人にチェックしてもらうことが一番良い方法なのでしょう。しかし一人で作業している場合にはそうはいきません。その場合は自分にとって都合の良い見方を是正出来る制作用のゲージ（ズレが分かるような測定器）などを使用すると良いのだと考えます。

息子の自転車塗り替え報告

　組み立て時に難儀した点はチェーンの取り付けとディレイラーの調整だったとお話ししました。よく理解していないままばらしたことも要因の一つだったと今では思っています。今回はチェーンの取り付けについてお話しします。
　

　チェーンはチェーンカッターを持っているので難なく外せました。チェーンカッターでピンを1本抜けば良いだけなので簡単です。抜いたピンは再利用するつもりでしたが、はめる時のことは特に考えていなかったため安易に抜いてしました。そのため実際にはめる時にてこずりました。自転車屋で聞いたら通常は抜いたピンは再利用せずにチェーンごと新しいものに換えてしまうとのことその場合ははめやすいピンが付属しているようです。しかしチェーン交換まではしたくなかったのでなんとしてもピンをいれるしかありません。ネットで調べるとやはりむりやり入れるしかないようです。本来ピンを再利用する場合はピンを全部抜き取らずにチェーンに端っこだけ残しておくようです。はめる時は入り口がきついからです。抜く前に調べておけば余計な手間を掛けずに済んだはずです。結果的には何とか自力ではめることが出来ました。1つ勉強になりました。