そっくり人形作りの公式

　そっくり人形を作っていて分かったことは作りやすい顔と作りにくい顔があること。作りやすい顔は粘土原型の完成までがスムーズに進行します。逆に作りにくい顔はなかなかはかどりません。果たしてその差は何が原因なのでしょうか。
　

そっくりにならない？

　ご提供いただいた写真の通りに作っているはずなのに何故か似ていないことがあります。もしかしたら似ているのかもしれませんが、似ているようには見えないのです。様々な点をチェックして大きな違いはないことを確認しています。しかし似ているように思えません。かと思えば簡単に本人そっくりに出来ることもあります。同じような手順を踏んで作っているのに大きな違いが出ます。
　

　私の推測ですが、簡単にそっくりに出来る顔は私の中のスタンダードな顔に近いのではないかということ。目や口の配置も含めて人間の顔とはこういうものだというイメージ通りの形をしているのだと思います。なかなか似ない顔の場合はそのスタンダードから遠いので写真通りに作っているつもりでもずれているのではないか、しかし私の脳が〝これで間違いないはず〟と勝手にずれを調整してしまっているため気付けないのではないかいうことです。
　

　何度か作り直しをして最終的には似るのですが、そこまで至るのに多くの手間が掛かってしまいます。私の脳がお節介すぎて頼みもしない調整をしてくれるために、今度は自分でズレに気付くための作業が必要になります。
　

　このようなことは似顔絵でもあります。写真通りに描いているはずなのに何となくイメージが違うという時は、全体のバランスが崩れています。それぞれのパーツは問題ないのですが、目・鼻・口等の位置や顔の幅・長さが違っているのが原因です。似顔絵は平面なので気付きやすいですが、そっくり人形は立体のためいろんな角度からの確認が必要になり気付きにくいのだと思います。
　

息子の自転車塗り替え報告

　自転車は全て組み立て終わりました。グリップは新しいものに交換しました。必要な工具は持っていたので、今回の塗り替えで新たに用意したのはスプレー2缶（プラサフ・つや消しブラック）とグリップだけです。締めて2,500円程で済みました。
　

　ラッカー塗装はやはり弱いですね。下地処理をしていてもちょっとひっかいたら簡単にはがれてしまいます。ネジを締めたところは周りが少しはがれてしまいました。組み立て時は傷付けないように慎重に行う必要があります。
　

　組み立ては案外簡単でした、一部を除いては…。難儀したのはチェーンの取り付けとディレイラー（変速機）の調整です。この件についてはまた次回報告します。