幸せへの道

　相手の機嫌を損ねて責められた場合、それが誤解であったとしても誤解を与えるような言動をしたことに対しては謝るのが良いようです。でもウェルカムドールたちは謝ることの難しさに困惑しています。

幸せのコツ５

　「普段からペコペコ謝っている人なら気にならないかもしれないけど、本当に自分が悪いと思っていないのに謝るのって難しいな。」
　「問題はそこだね。本当に自分は悪くないのかってこと。相手が自分に対して怒るってことはやはり何かしらの原因があるからだよね。〝そんなくだらないことで〟って言う程度のことかもしれないけど、それは自分の基準で考えているから。相手の基準ではくだらないことではないんだと思う。」
　「立場を変えて考えることが必要だね。他人にとってくだらないことでも自分にはとても大事なことはあるからね。」
　「そう考えると相手を怒らせたことに対しては謝らないといけない気がする。」
　「〝君を怒らせたことは悪いと思っている。ごめんなさい。〟って率直に言えばいいと思うよ。」
　「まずこっちが謝れば相手も冷静に話を聞く気持ちになると思うな。それから誤解を解けばいいんだね。」
　「誤解だということを理解してもらえればそれでこっちも納得できるんじゃないかな。」
　「相手に謝らせるのではなく、誤解を解くことが大事なんだね。」
　「謝ってくれるかどうかにこだわるよりも誤解をなくすことが良い関係性を維持する秘訣だと思うよ。いくら謝ってもらっても誤解が解けないままだと信頼関係を築けないからね。」
　「2人の絆を強くするのは信頼関係だね。」
　「もともと他人の2人が一緒に暮らすには絆が必要。最初の頃は互いの恋愛感情が絆を強くしていたけど、その強さは時間と共に弱くなっていくもの。それは仕方がないことなんだ。」
　「好きだって気持ちは3年持たないって言われるね。」
　「子供が出来れば子供が絆を強くしてくれる。〝子はかすがい〟って言うよね。でも家庭によっては親子、特に母子の絆ばかりが強くなって逆に夫婦の絆は弱くなる恐れがあるよ。」
　「夫が家事育児に協力しない場合にそうなりやすいみたいだね。」
　「だから普段から信頼関係を築いていないと夫婦の絆はもろくなるんだね。」
　「変に意地張って謝らないでいると危険なんだね。」
　「プライドなんて捨ててしまった方がいいな。」
　「自分が幸せになりたいのなら、まずは相手の幸せを考えられるようになると良いね。」