幸せへの道

　我慢できないことは言いましょう。でも言い方には気を付けて。ウェルカムドールたちはどんな言い方が良いのか考えます。
　

幸せのコツ２

　「我慢ばっかりじゃストレスが溜まるね。我慢のし過ぎは良くない。」
　「どうしても言いたいことがあれば言った方が良いんじゃないかな。」
　「でも喧嘩になるのは避けたいな。」
　「寛容さとは本来は相手のやることを認めましょうってこと。ただ、認めにくいから気になるわけで、まずは言わない我慢が必要になるね。でも何でも我慢しましょうってことではないんだ。何もかも言わないで我慢するのは体調を崩す要因にもなるし、2人の幸福のバランスが偏ってしまって逆に幸せから遠のいてしまうよ。」
　「どうすれば良いの？。」
　「相手のやり方よりも自分のやり方の方が良い結果が出ることが明らかであれば〝〇〇のやり方でやると良いって聞いたよ〟という言い方をすると良いね。自分のやり方の方が優れているという印象をあたえないように、第三者からの情報という表現の方が相手は受け入れやすいよ。」
　「自分も相手も同レベルという立ち位置が変わらないようにするのが大事なんだね。」
　「特に男はプライドが高いから、言い方が気に入らないとそっちが良いと分かっても意地になって自分のやり方を押し通そうとするよね。」
　「そうそう、いくつになっても子供みたいにムキになる。」
　「そういうけど、逆に自分が配慮がない言い方をされたらどうする？。言い返さないでいられるの？。」
　「そりゃカチンとは来るね。言い方によっては言い返しちゃうかも。」
　「結局同じじゃん。男も女も関係ないよ。」
　「お互いに配慮できてればいいけど、相手に配慮がなかったらやっぱり喧嘩になるのかな。」
　「どうだろう。自分が配慮しているから相手も同じだけ配慮してほしいって思うのは、こちらが勝手に思っていることだね。基本は相手を変えようとするのではなく自分が変わることだよ。」
　「カチンと来ないようにするってこと？。」
　「それは難しいね。感情は意識ではコントロールしにくいから。でも感情に伴う行動は意識でコントロール出来るよ。」
　「どういうこと？。」
　「カチンときても言い返すか言い返さないかは自分で決められるってこと。例えば同じ叱責を会社の上司から受けた時と配偶者から受けた時とでは行動に違いがあるのが普通だね。上司の前ではカチンときても取り敢えず黙っているんじゃないかな。」
　「そして反省の言葉まで言ったりしちゃう。」
　「本心じゃないのに、でしょ。」