恋愛と結婚

　恋愛が成就して結婚しても幸せにはなりにくい時代になっているようです。どうしたら良いのかウェルカムドールたちは考えます。
　

恋愛と結婚の間２

　「最近は結婚自体に前向きな人が少なくなっているね。」
　「結婚イコール幸せって図式が描きにくくなっているからなんじゃないかな。」
　「一人でいる方が気楽って人が多いね。」
　「結婚して苦労するよりも一人でプチ幸せでいる方がマシってことかな。」
　「結局出会いがないことが原因だと思う。そういう人でも素敵な人と出会えば変わると思うけど。」
　「それだけの相手が周りにいないんじゃない？。」
　「探そうとしていないのかもね。」
　「自分から探すのもめんどくさいって人もいそうだね。」
　「昔は本人が消極的でも周りの親戚や知人が世話を焼いて相手を探してくれたから多くのカップルが生まれたんだろうね。」
　「最初からお互いに意識して付き合い始めるから何となく恋愛感情が湧いてきたりして。」
　「そう考えるとお見合いも恋愛の始まりと言えるんじゃないかな。」
　「お見合いだからといって打算的とは言えないよね。やっぱり恋愛感情を抱いてくるから結婚に至るんだと思うよ。」
　「お見合い結婚と恋愛結婚を分ける考え方がおかしいのかもね。」
　「出会いの場がお見合いか、趣味のサークルか、職場か、程度の違いだけだね。」
　「最終的に相手と恋愛関係になるのは同じってことか。」
　「お見合いの場合は相手の条件が最初から提示されているので結婚後のそれぞれの役割が分かりやすいんだろうね。」
　「出会いの時から結婚を意識している分、結婚後の話をしやすいしね。」
　「だったらお見合い以外で出会っても適齢期のカップルだったら早々にそういう話をしてしまえばいいんじゃないかな。」
　「いや、そもそも相手がその気で付き合っているのかさえも分からないからしたくても出来ないでしょう。」
　「恋人同士なのに結婚を考えていないってこと自体が不思議。いずれは別れるつもりで付き合っているってこと？。」
　「結婚相手としてふさわしいのか見定めている期間なんじゃないかな。」
　「それは相手の性格や価値観が自分と合うかどうかってこと？。でも大事なのは結婚後のライフスタイルでしょ。自分との相性は良いけど、お互いに仕事を続けるのなら家事や育児はどうするのって話もしないといけないよね。」
　「相性はばっちりだけどライフスタイルで折り合いが付けられないから結婚は出来ないね、って結論になったらそれまでの時間が無駄になるね。」
　「確かにいざ結婚しようって段になってからそういう話をするのは遅い気がするな…。」