何が違うの? ~ウェルカムドールの選び方(4)~
ドールの種類と価格
恵子さんはネットで気に入ったウェルカムドールを見つけました。でもちょっと予算オーバー。更に探すと他に似たようなものを見つけました。こちらは先ほどの2/3ほどの価格なので予算内です。こっちにしようかなと思いましたが、ふと「でもこの値段の差はなんなのだろう。もしかして粗悪品?」と思ってしまいました。
ウェルカムドールの種類
「そっくりに作ります」とうたっているウェルカムドールの価格は様々です。既製品の10倍以上するのが普通です。何と言ってもオーダーメイドの手作りですから。
一般的にそっくり人形のウェルカムドールは大きく2種類に分けられます。樹脂製のフィギュアタイプとぬいぐるみタイプです。
フィギュアタイプは粘土で原型をつくりそれをシリコンで型取りし、その型に樹脂を流し込んで成型、型から取り出して着色するという工程になります。他には原型を樹脂粘土やオーブン粘土などで作りそのまま乾燥または焼成させて着色するやり方もあります。
ぬいぐるみタイプは顔や体形、衣装を本人に似せて作りますが、作り方は通常のぬいぐるみと変わりません。ぬいぐるみのほかにも編んで作る編みぐるみや、羊毛フェルトで作られたものもあります。
ここに紹介した作り方は一般的なもので、業者によっては違う作り方をしているところもあります。
フィギュアタイプの特長は細かいところまで精巧に作ることができること。ただ、これは業者(というよりも職人さん)の腕により様々で、感心するほどそっくりに作るところもあれば、これってどうなの?と首を捻りたくなるところもあります。完成品は硬いのでポーズは一定です。なかには(既製品と思われる)関節付きの胴体に手作りのそっくり頭を載せたドールもあるようです。これはポーズを自由に変えられます。
ぬいぐるみタイプの特長は何と言ってもふわふわの柔らかさで温もりを感じられること。抱きしめて癒しを得る「ぬいぐるみセラピー」というのもあるくらいなので、女性には人気。中にワイヤーを入れてポーズを変えられるものもあります。布地に綿を詰めて作るため、細かいところまで精巧に作るのは難しいようです。そのため少しデフォルメしてかわいらしくユニークに仕上げているものが多いです。デフォルメ度に業者の違いがはっきりと出ます。
ゲストを驚かせたいならそっくり度の高いフィギュアタイプ、和んでほしいならぬいぐるみタイプがおすすめです。
価格の違いは何?
恵子さんは作り方にいくつか違いがあることは分かりました。では同じ種類なのに価格がずいぶん違うのはどうしてなのでしょう。さらに疑問は深まります。
あくまで推測ですが、「業者の規模や考え方、職人の腕前の違い」なのではないか、ということなのではないでしょうか。同じ大きさの人形の場合、作り方に大きな違いがないのなら原価も変わらないはずですから。
ウェルカムドールに限らずオーダーメイドの場合は手間賃、つまり「一つ作るのに要する時間」が価格に大きく反映されます。また腕の良い職人さんの手によるものだと新米の職人さんのものよりも高価になることはあるでしょう。技術料と言って良いかと思います。また、業者の規模が大きいと手作りとはいえ分業制になっていて制作時間を短縮できると思います。その分多くの注文を受けることも出来るので価格を安くできる可能性はあります。しかし規模が大きいことで人件費や家賃、光熱費その他もろもろの支出が多くなり、その分を商品の価格に反映せざるを得ない場合は逆に高くなるかもしれません。
要するにそれぞれの事情で違ってしまうと言って良いと思います。基本的にはそれぞれの業者で経営を続けていくのに必要な価格になっていると思ってください。高いから悪徳業者だと決めつけてはいけません。高い分アフターフォローがしっかりしているかもしれません。また、安いからといって手を抜いているわけでもないでしょう。むしろ低価格にするために簡略化出来るところはそうするように努力しているのだと思います。価格だけではなく全体のバランスを見てください。やはりここでもバランスが大事なのです。高いから高品質、安いから粗悪品、または高いから悪徳、安いから親切、という簡単な図式では説明できないのがオーダーメイドなのです。
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