胃腸の日

　今日12月11日は胃腸の日です。「い(1)に(2)いい(11)」の語呂合わせからです。2002年（平成14年）に日本大衆薬工業協会（現：日本OTC医薬品協会）が制定しました。師走は飲む機会が多く胃に負担を掛けるため、大切な胃腸にいたわりの気持ちをもってもらえるよう、記念日にしたようです。
　

　OTC医薬品とは、薬局や薬店・ドラッグストアなどで処方箋無しで購入できる医薬品のことです。OTCは「Over The Counter：オーバー・ザ・カウンター」の略です。
　

胃の痛みに思う「年相応」

　最近は少しハードに走ると胃が痛くなります。ひどく痛むというよりも、何となく重いというか、気持ち悪さがあるというような感じです。当然食欲は無くなります。スポーツ栄養学の見地からは、運動後に何も栄養を摂らないのは良くないそうですが、食べられないのですから仕方がありません。あまり健康的とは言えません。
　

　長時間走ることにより胃腸の調子が悪くなる人は珍しくはないみたいです。ただ、その原因を調べてみましたが、自分のケースに該当すると思われるものは特にありませんでした。まあ、以前は無かった現象なので、年齢のせいかな、などと思っています。歳を取ると身体のあちこちの機能が弱ってくるので、その一つなのでしょう。
　

　何事においても「年相応」がよろしいようです。しかし、年齢に相応するレベルがどの程度なのかが分かりにくいし、そもそも個人差の大きいものだと思うので、自分にとっての「適度」の判断が難しいものです。その指標の一つが「痛み」なのかもしれません。痛みは「もう止めなさい」という身体の声なのでしょう。
　

　そうとは理解していても、身体の声を素直に聞いていたら、どんどん衰えてしまう気がします。そう簡単には止められないという思いもあるのです。身体の声と自分の思いとのギャップをどう埋めるか、が悩ましい問題なのです。老後に向けての大きな課題です。