地球感謝の日

　今日12月9日は地球感謝の日です。12月が1年最後の月であることと、地球の球が(9)の語呂合わせからだそうです。2002年9月に青木稚華（ちはる）が制定しました。あらゆる命の源である地球に感謝し、その思いを多くの人に伝えていくことが目的です。
　

地球と人間の命

　私たち人間と同じように、地球にも限られた命があります。それを理解して暮らしている人達はどのくらいいるのでしょうか。地球は無限にエネルギーを供給してくれるわけではありません。太陽だっていつまでも地球を照らしてくれるものではありません。今、私たちの生活は自然の恩恵を受けているからこそ成り立っています。でもその恩恵はいつまでも与えてもらえるわけではないのです。
　

　だからと言って、全く恩恵を受けずに生きることも出来ません。この地球上で生きていくうえでは自然の恩恵を受けることは必要です。私たち人間を始めとして全ての生き物は地球と運命を共にしているということです。
　

　私たちが心掛けないといけないことは、自分たちの生活を守ることと同時に、地球を出来るだけ長生きさせることではないでしょうか。地球を守るために私たちの生活を極端に苦しくすることはナンセンスだと思いますし、私たちが必要以上に楽をするために地球を痛めつけることも賢い選択とは思えません。大事なのは両者のバランスです。
　

　現代は人間がより楽に、より便利になることを優先させているように感じます。多くの人は地球の環境問題、エネルギー問題等に関心は持っていますが、実際には開発を続けることを容認しています。どれだけ環境に良いことや省エネを心掛けても大規模な開発を続けていれば問題の解決は難しいでしょう。これ以上の開発が本当に必要なのか、地球感謝の日である今日、改めて考えてみることを求められている気がします。