そっくり人形店長日記 191201

マラソン報告11

 やっとの思いでゴールしました。ここまで苦しむとは思っていなかったので、とにかくゴールできたことにホッとしました。
 

終わらない苦しみ

 タイムは4時間22分台でした。この20年程のワーストタイムです。どんなに悪くても4時間は切れるだろう、あわよくば3時間30分を切れるかも、と思ってスタートしたので、惨敗というしかありません。しかし、これが今の実力なのでしょう。残念ながらそう受け止めるしかないようです。
 

 競技場内では長野特産のリンゴを振る舞ってくれているので、それを2切れ程頂きました。競技場の外では豆腐ときのこ鍋を頂きました。きのこ鍋に入っていた長ネギの辛さが身に沁みました。
 

 そのきのこ鍋を食べている途中のことです。急に胃が痛みだしました。走っている時にダメージを受けていたためでしょうか。ゴールする時には痛みは感じなくなっていたのですが、空っぽの胃袋に食べ物を入れたことで、痛みが再発したようです。でもきのこ鍋を残すのも申し訳ないので、何とか全部食べ終えました。
 

 取り敢えず、その場でしゃがんで痛みが引くのを待ちました。数分したところで大分楽になったので、駐車場に向かって歩き出しました。駐車場までには200m程でしょうか。もうすぐです。ゆっくりと歩き続けます。
 

 ところが、駐車場まであと70~80m程というところで、胃に激痛が走りました。あまりの痛さに足が止まります。立っていることも出来ないくらいの痛みに、胸を押さえながらその場でしゃがみ込んでしまいました。しばらくその状態で我慢するしかありません。
 

 周りには人が沢山いますが、特に気にして声を掛けてくれる人はいません。当然です。フルマラソン後の会場には似たように座り込んでいる人達は大勢いて、何も珍しい光景ではないのですから。
 

 7~8分はしゃがんでいたでしょうか。痛みは徐々に和らいできたので、改めて車に向かって歩き出しました。ついに到着した車の中で、しばらく身体を休めます。そして帰宅するまでは胃の中に固形物は入れないことにしました。
 

 早朝真っ暗な中を運転してきた国道を、まだ日が明るいうちに戻ります。何となく不気味に感じた道は、帰りはのどかな風景に見えます。そののどかさとは裏腹に、一体何をしにここまで来たのだろうか、ただ苦しかっただけのマラソンに虚しさばかりを感じます。もうこの道は通ることが無いかもしれない、そう思うのでした。
 

 帰宅してからは胃薬を3日間飲み続けることになりました。復活を期待していた大会は最悪の結果となり、今後の私のマラソン人生に大きな影を落としたのでした。
 

                                ・・・終わり

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