そっくり人形店長日記 191116
マラソン報告9
ゴールまで残り1㎞ちょっとの所でまた足が攣りそうになりました。最後は走ってゴールしたい、そのためにここでは仕方なく歩くことにしました。あとは足が回復するのを待つだけです。
ついにゴール…か?
ゴールが近くなるにつれて沿道には応援する人が増えてきます。こうなると歩いているのが恥ずかしくなってきます。人目を気にする私にとってはつらい状況です。そのため、まだ不安がありますが、また走ることにしました。
走ってみると何とかなりそうな感じです。取り敢えず無理をしなければ走り続けていられます。観客の声援が多くなると、つい良いところを見せたくなり無理をしがちですが、ここはじっと我慢です。その代わりに笑顔とお辞儀で声援に応えようとしますが、苦しさから笑顔が引きつっている気がします。
目の前に、朝受付をした体育館が見えてきました。そして右手には私の愛車が見えます。もう少しであの愛車に戻ることが出来る、そう思うととても安心しました。ここまで来たらゴールまではあと僅かです。
沿道には既にゴールしたランナーたちが多数見えます。ああ、本当ならもうゴールして、あの中に自分の姿もあるはずなのに、いや、もうすでに笑顔で帰途についていたはずだ、などといつまでも思い上がった自分がいます。今の姿が実力のはずなのに、それを認めることが出来ません。今回のレースの言い訳をいろいろと考えてしまいます。あれが悪かったのか、それともこれか、などと結論が出るはずもないことを理由にして、老化からは目を逸らしているのです。なんて情けない男なのでしょうか。
そのようなことを思っているうちに、ゴールの陸上競技場が目の前に見えてきました。ついにゴールだ、そう思いました。ところが、ここでまた大腿部が固くなってきました。ここまで走り続けてきたことで疲労を蓄積したようです。競技場の入り口は目の前ですが、このまま走り続けていたら競技場に入ってから足を攣ることは、過去の経験から明らかです。それだけ大腿部のダメージは大きくなっています。
ゴールまであと400mあるかないかです。周りのランナーたちは走り続けています。「頑張れ!ゴールまであと少し!」との声援ばかりが聞こえてきます。ここで歩くのはあまりにも情けない、そんな思いが決断を鈍らせます。走るスピードを落としてみますが、それでも走っていることに変わりはありません。使う筋肉は同じです。いよいよ大腿部の筋肉が硬直してきたのが分かります。
もう限界です。迷っている余地はありません。ここで歩くのと競技場内で足を攣るのとどちらを選ぶかと言われたら答えは決まっています。恥ずかしいなどと言ってはいられません。そうです、競技場に入る直前にまた歩くことにしたのです。
・・・つづく
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