発酵の日

　今日8月5日は発酵の日です。「はっ（8）こう（5）」の語呂合わせからです。長野県長野市に本社がある食品メーカーのマルコメ株式会社が制定しました。味噌や醤油などの発酵食品を広めることが目的なのだそうです。
　

発酵食品の力

　私たちの生活で身近な発酵食品というと何を思い浮かべますか？。人それぞれだとは思いますが、醤油や味噌、納豆、ヨーグルト、チーズ、パン、お酢、それに日本酒やビール、ワインなどは、多くの家庭で食卓に上る機会が多いのではないでしょうか。私も醤油、味噌、納豆、ヨーグルトはほぼ毎日口にしています。
　

　発酵食品は身体に良いと言われています。ただ発酵食品でなくても世の中には「身体に良い」とされる食品は数多く存在します。人間は様々な食材を身体に取り入れているので、実際にどの食材がどのように身体に効果を及ぼしているかという因果関係は分かりにくいものです。それにいくら身体に良いからといって、その食材ばかりを取り過ぎればかえって身体に悪いとも思えます。要はバランスが大事なのだと思います。
　

　私の経験上感じていることは、やはり腸内環境を整えることが健康に大きく関係している気がするということです。私は幼い時から鼻炎で医者に掛かっていました。しかし治療しても治らず、鼻中隔湾曲症の手術もしましたが、全く効果はありませんでした。鼻の穴はどちらか一方は必ず詰まっているのが普通だったのです。両方の鼻の穴で同時に呼吸できたことはありません。両方とも詰まっていることも珍しくありませんでした。ですから人間の鼻とは片方ずつ通じるものなのだと思っていました。そのために穴が2つあるのだと勝手に理解していたのです。
　

　そんな私が20歳くらいの頃から毎日ヨーグルトを食べるようになりました。他にも玄米や納豆を食べたり生のニンジンとリンゴを絞ってジュースにしたり黒酢を飲んだりと食生活に気を使うようになりました。30歳頃になると時々走るようになりマラソンが趣味となりました。そういう生活をしていると快便になり、気付くと鼻の調子は良くなっていました。今では左右両方の鼻の穴で呼吸するのは当たり前になっています。あれだけいろいろやっても治らなかった鼻が特に治療もしていないのにいつの間にか治ったのです。今の所、花粉症にもなっていません。
　

　何がどう効果を及ぼして鼻が治ったのかは証明は出来ません。それに私の腸内環境が良いのか悪いのかも調べたわけではありません。ただ、このような食生活と適度な運動を長年続けてきたことによって何となく腸内環境が改善されたような気がしているだけです。それが単なる思い込みだとしても、年齢の割に健康体であることは事実なので、腸内環境を良くするように意識することは大事な気がします。その方法の一つとして発酵食品を毎日取り続けることは有効なのだと信じています。