「歯が命」の日

　今日8月1日は「歯が命」の日です。「歯（8）がい（1）のち」の語呂合わせです。オーラルケア製品など様々な製品の研究開発を行う株式会社サンギが制定しました。
　

　サンギで有名な製品と言えば美白歯磨き剤「アパガード」でしょう。かつて東幹久と高岡早紀が共演したＣＭの「芸能人は歯が命」というキャッチコピーが印象深いです。
　

歯の大切さ

　芸能人でなくても歯は大切です。食事は一生を通じて必要なことです。歯がなくなると食事が満足に出来なくなります。味がおいしくなくなるでしょうし、食事自体が楽しくなくなります。そうなると健康な身体を維持することが難しくなります。また、歯が無いことで力を入れて踏ん張ることが出来なくなりバランスを崩しやすくなりケガをする恐れがあります。
　

　健康な歯があるときにはそのメリットは感じにくいものです。無くした時に初めてありがたさが分かります。私の子供の頃は今ほどオーラルケアの重要性が語られていなかったので、虫歯があるのは当たり前でした。親の世代は皆入れ歯を着用していましたから、我々子供の世代は、歯はいずれ無くなるものだという認識が知らないうちに刷り込まれていたのかもしれません（頭の良い子なら「ああならないようにしよう」と思うのかもしれませんが…）。今のようなチューブ入りの歯磨き剤自体が市場に出周り始めて間もなかったように思います。「歯磨き粉がなければ塩で磨けば良い」と言われたのを覚えています。親からも歯磨きを厳しくしつけられた記憶はありません（私が無視していただけなのかも…？）。
　

　例にもれず私も虫歯だらけでした。しかも大の歯医者嫌い。診察台に座っても暴れまくるので「もう来なくても良いです」と歯医者からさじを投げられたほどです。それだけ歯医者が嫌なら普段から歯をきちんと磨けば良いのですが、それも面倒臭かったのです。子供は理屈で動くわけではありません。今では全てを治療したので虫歯はありませんが、無くした歯や神経を抜いた歯などいくつかあります。大人になってから後悔しているので、子供たちには虫歯にならないように育ってほしいと願っています。幸いなことに今の所皆虫歯は無いようです。最近は虫歯のある子の方が少ないのかもしれません。
　

　ある程度の年齢になると虫歯よりも歯周病に気を付けないといけません。歯を無くす一番の原因は虫歯ではなく歯周病だそうです。しかも歯周病菌は繁殖すると血管を伝って全身に散らばります。そして糖尿病や心筋梗塞、ガン、肺炎などいろいろな病気の原因になることが今では知られています。私は今3か月に1回歯医者に通って歯周病予防をしています。歯石を取って歯周ポケットの深さを診てもらうのです。毎日朝晩歯磨きをしっかりしていても歯石は溜まるし歯周ポケットも少しずつですが深くなっているようです。ここ数年続けていてもこの状況なので、何もケアしていなかったら今頃歯周病になっていたのかもしれません。そう思うとちょっと怖いです。
　

　平均寿命が年々延びている現代は、今まで以上に歯が大事になるのは間違いありません。「一般人も歯が命」です。