結婚のすすめ

　神前式や仏前式は和装で挙げることになります。また、人前式は新郎新婦の好みで衣装を決めることが出来るので和装で行うカップルもいます。和装には白無垢や色打掛など複数の選択肢があります。それぞれどんな特徴があるのかウェルカムドールたちは話します。
　

結婚式の準備　～衣装選び５～

　「結婚式で和装と言ったら断然白無垢のイメージ。」
　「白無垢はウェディングドレス同様に結婚式でしか着ることが出来ない着物だからね。」
　「それだけ特別な衣装ってことだな。」
　「綿帽子も白無垢の時だけにしか合わせることができないんだよ。」
　「まさに結婚式のための衣装なんだね。」
　「白無垢はもともとは武家社会の花嫁衣装で、庶民が着るようになったのは戦後かららしいよ。」
　「割と最近なんだね。」
　「和装には他にも色打掛や引き振袖なんかがあるよ。」
　「挙式の時は白無垢、披露宴の時に色打掛というパターンが多いみたいだね。」
　「色打掛で挙式をする新婦も少なくないよ。刺繍や染めで色鮮やかな着物だからとても華やかな印象だよ。」
　「引き振袖は一般的な振袖よりも長い袖が特徴で裾にふき綿が入っているから女性らしい柔らかさが感じられるね。」
　「挙式の時は黒地の引き振袖が原則なんだ。でも最近は黒以外の引き振袖を着る花嫁も増えているみたいだよ。」
　「色打掛や引き振袖での挙式では角隠しを着けるんだよね。」
　「綿帽子や角隠しは挙式の時だけ合わせて披露宴時には外すのがセオリーなんだ。」
　「挙式の時の髪型は文金高島田だけど、髪型が見える披露宴時には洋風にアレンジする新婦もいるよ。」
　「今は文金高島田を結うのは大変だからかつらを着用することが殆どみたいだね。」
　「どうしても地毛で結いたいって人もいるんじゃないの？。」
　「かつらの装着感が嫌だって言う人もいるしね。そういう人はある程度髪の毛の長さがあれば和装にあった髪型にヘアスタイリストさんが結ってくれるよ。」
　「挙式は絶対に文金高島田でなければいけないって訳じゃないんだね。」
　「洋風の髪型にモダンなデザインの引き振袖といういでたちで式を挙げる新婦もいるよ。」
　「大事なのは髪型と着物のボリュームが合っているかどうかだね。」
　「それと和装で忘れてはいけないことは立ち居振る舞いだよ。普段と同じように動くと着崩れしやすいし裾が乱れてみっともないからね。」
　「歩き方は重要だね。歩幅を小さくして内股で歩くことを意識しないとせっかくの着物の清楚なイメージが台無しになっちゃうね。」