結婚のすすめ

　婚約とは結婚の約束をするものです。それは誰もが知っていることでしょう。でも婚約者と呼ばれるためには何か正式な決まりがあるのでしょうか。結納をしなければ婚約者にはなれないの？。婚約指輪は必要なの？。恋人と婚約者では何が違うのか、ウェルカムドールたちは考えます。
　

婚約とはどういうこと？

　「婚約しないで結婚することって出来るの？。」
　「婚約とは結婚の約束をすることだから、結婚するなら当然婚約はしているはずだよ。」
　「だまされて知らない間に入籍させられていたってことはありそうだけど。」
　「それは犯罪だよ。」
　「じゃあ、普通は結婚の約束をしたら婚約者になるってこと？。」
　「そうだね。2人の間で約束を交わしたのならそれぞれ相手の婚約者になったことになるよ。」
　「何か儀式とか行わなくても？。」
　「口約束だけでも婚約成立になる。」
　「じゃあわざわざ結納とか行わなくても良いんだ。」
　「結納をしなくても婚約であることは変わりはないよ。でも当人同士の口約束だけだと効力が弱いと言わざるを得ないな。簡単に婚約破棄される恐れはあるね。」
　「〝そんな約束はしていない〟なんて言われかねないってことだね。」
　「そんな不誠実な相手なら結婚しない方が良いかも。」
　「結納をしておけば両家の家族を含めて約束を交わしたことになるから安心だね。」
　「もしも婚約を破棄されても婚約が成立していることが認められるから法的手続きを取っても有利だな。」
　「そんなことが無いことを祈りたいけどね。」
　「でも結納ってお金が掛かるんでしょ。」
　「結婚式場やホテルとかで15万円前後くらいかな。」
　「最近は結納をしないカップルも多いみたいだよ。レストランとかで両家の顔合わせで済ませる人たちが増えているんだって。」
　「そうか、結納って必ずしないといけないわけじゃないんだ。」
　「自分たちがしなくても良いと思っていてもどちらかの親がしきたりや形式にこだわるようだとすることになるかもね。」
　「結納の儀式自体よりも婚約指輪のような記念品の方にお金が掛かるよ。」
　「そういえば婚約指輪は給料の3か月分って言葉を聞いたことがあるな。」
　「えっ！そんなに高価なの？。」
　「それは昔の話だね。今はそこまでお金を掛けないみたいだよ。」
　「男性の身の丈に合った額であれば良いのかな。」
　「女性にしてみたら高価な方が良いだろうけど、結婚式で更にお金が必要になるからあまり無理させないようにしないとね。」
　「婚約指輪は必要ないって女性もいるよ。」
　「結婚式やその後の生活のことも含めてトータルで考えた方が良いね。」