幸せな未来

　誰もが幸せになることを願っている。そして子供がいる世帯では子供も幸せに暮らしてほしいと願うはずです。じゃあ、子供がいない人は自分だけが幸せならばそれで良いと思っているのでしょうか。そんなはずはありません。自分以外の人たちが幸せでない世の中では自分も幸せにはなれないことは誰もが分かっているはずだとウェルカムドールたちは思います。
　

幸せな人生

　「少子高齢化に対する不安は誰もが持っていると思うけど、実際にはまだそれほど実感が出来ないから何となく危機感が持てないな。」
　「今は普通に暮らしていられるからね。」
　「ただ、高齢者の割合が年々増していくのは間違いないこと。皆が実感できてから対策を立てても手遅れになる可能性は大きいよ。」
　「働ける年齢を引き上げて経済活動を支える人を減らさないことは重要だけど根本的な解決にはならないと思う。やはりいかにして子供を増やすかが一番重要だと思うな。」
　「自分の人生をどう生きるかは個人の考えを尊重しないといけないけど、そのまえに自分の国の生き方も皆で考えないといけないんじゃないかな。」
　「〝自分は関係ない〟じゃ済まされないね。」
　「自分の国が潰れたら自分の自由もなくなっちゃうもんね。」
　「たとえ自分の生活が少し苦しくなるとしてもその分で国が良い方向へ向かってくれるのならそれを喜べる気持ちが大事だな。」
　「子供がいてもいなくても出産や育児に関わる費用を国民全体で少しずつ支えることは必要だと思う。」
　「見ず知らずの他人の子供だとしても将来自分たちを支えてくれることになることを忘れてはいけないな。」
　「自分の国の子供たちは国民の宝なんだね。」
　「子育て世帯に税金が使われることになると〝優遇され過ぎ〟〝不公平〟と批判する人もいるけど、国全体のことを考えたらそうは言えないと思うよ。」
　「民主党政権時代の子ども手当という給付金みたいに直接現金で子育て世帯に支給すると子育て以外のことにも使えてしまうので批判されても仕方がないかもね。」
　「家のローンやレジャーに使っても間接的に育児に関係あるとも言えちゃうし。」
　「現金支給とは違う形で育児に関する金銭的、精神的負担を軽減できると良いんだけど。」
　「子供がいる家庭はいない家庭よりも負担が大きいのは明らかだから、その差が少なくなるようにしてほしいな。」
　「子供がいることの素晴らしさは子供を持ってみないと分からない。でも育児は負担が大きいという不安が壁となっているんだと思う。その壁が無くなれば良いね。」