幸せな未来

　結婚しても子供を作らない選択をする夫婦は増えている。子供はリスクとはっきり言う人もいる。確かにそれを否定は出来ないかもしれない。でも全ての人にリスクになるわけでもないことも間違いない事実。リスクになるかならないかの違いはどこにあるのか、ウェルカムドールたちは考えます。
　

幸せな人生

　「確かに育児は大変だよね。育児ノイローゼになる親もいるくらいだから。」
　「でも育児を楽しんでいる人もいるよ。我が子のお陰で幸福感に満たされてる。」
　「リスクに感じるかどうかは人それぞれだよ。子供はリスクでしかないと思っていた人が実際に産んでみると幸せそうだったりするし。」
　「子供を欲しくてたまらなかった人が育児でうつ状態になったりってこともあるようだしね。」
　「手のかかる子供の場合は大変そうだよ。夜泣きがひどかったりすると親が睡眠不足になって体調が悪くなりやすいからね。」
　「睡眠不足だと何をするにもしんどいね。その状態で相手が子供だと自分のペースで動けないから更にしんどくなっちゃう。」
　「でもどんなに大変でもその状態が永遠に続くわけじゃないってことを忘れてはいけないと思う。」
　「そうだねいつかはこの大変さが緩和してくるんだって思えれば、大変な時期を乗り越えられる気はする。」
　「一人で抱え込まないことが大事だね。」
　「そう、しんどかったら誰かに相談してみたら良いんだろうね。」
　「誰かと話をするだけでも気持ちの持ちようが違うよ。」
　「そうなるとやっぱりパートナーの協力は必要不可欠だと思うな。」
　「それは当然でしょ。2人の子供なんだから。」
　「幸せは2人で築いていくものだからね。」
　「〝幸せは2人で育てるもので、どちらかが苦労して育てるものではないはず〟って歌があったね。」
　「かなり古い曲なんじゃない？。でも協力していない夫もいるみたいだよ。」
　「仕事が忙しかったらなかなかできないんじゃないの？。」
　「それは逃げ口上だと思うな。協力しようと思えばやり方はいろいろあると思うけど。」
　「そこで協力しないと一生言われるんだろうな。」
　「そりゃぁ、結婚して一番最初の一番大変なことなんだから、そこでどれだけ協力してくれるかで夫の本当の愛情の深さが分かっちゃうよ。」
　「見せかけの優しさは通用しないってことだね。」
　「だからしといた方が良いんだよ。」
　「何か駆け引きみたいだな。」
　「これから先、夫婦だけでなく家族みんなが幸せになるために育児を協力し合うのは大事なこと。子供がリスクだなんて親が思ったら生まれた来た子供がかわいそうだよ。」