幸せへの道標

　常に相手への感謝の気持ちを忘れないこと。それが夫婦にとってとても大事なことです。しかし夫婦だからこそその気持ちがあいまいになりがちなのかも。本当は感謝しているはずなのに実際の態度はそれとは裏腹な人は少なくないのではないか、とウェルカムドールたちは思います。
　

幸せな関係

　「感謝の気持ちを持って接すると言われても、家庭では日常の些細なことで相手への不満が出るからつい態度がぞんざいになりがちなんじゃないかな。」
　「〝そんなこと言われなくても分かってる〟とか〝そのくらいのこと自分でやれば良いでしょ〟とかって思うことはありがちだね。」
　「言われた方にしてみればそう反発したくなる気持ちは分かるよ。でも言われるということは自分が相手の期待通りに出来ていないから、って場合が多いんじゃないかな。」
　「でもそれって相手が勝手に期待しているんでしょ。期待される方は迷惑だよ。」
　「期待されるということは信頼されているってことなんじゃないのかな。でもそれをなぜ迷惑と感じるのかな。」
　「自分の負担が増えるのが面倒臭いからかな。」
　「仕事であれば面倒臭いことでもやらないといけないけど、家の中ではそこまでしたくないもんね。」
　「結婚していてもいなくても生活する中で面倒臭いことはたくさんあるでしょ。自分が面倒臭いことをやることで喜んでくれる相手がいるのであればやりがいがあると思うけど。」
　「相手に対して感謝の気持ちがあれば相手が喜ぶことをしてあげたいって自然と思うものだよ。面倒臭さが優先されるのであれば本当の感謝の気持ちではない気がする。」
　「夫婦であれば共に相手に期待することがあって当然。そしてお互いに相手の期待に応えようとすることで夫婦の絆が強くなるものだと思う。」
　「自分はいろいろしてもらっているのに相手に何かしてあげるのは面倒臭いっていうのは自分本位だね。」
　「仕事関係以外で自分を頼ってくれる人なんてどれだけいるのかな。頼られるってことはそこに自分の存在意義があるんだから喜ぶべきことだと思うよ。」
　「よくよく考えるとそれまで別々の環境で育ってきた他人の2人が人生の大半を一緒に過ごすんだから夫婦ってとっても貴重な関係だと思う。それほどの相手なんだから少々面倒臭く感じても相手の期待に応えてあげてほしいな。」
　「相手の笑顔が自分の喜びに感じられれば面倒臭いことでも相手のためにしてあげようって思えるものだよ。」