恋愛と幸せ

　仲が良くて更にお互いの足りないところを補い合える関係がおすすめ。同じタイプの似た者同士も悪くはありませんが、ちょっと違うタイプだと新たな世界が広がり幸福感が増すのではないか、ウェルカムドールたちはそう思います。
　

恋人との相性

　「同じタイプ同士だと困難に直面した時に乗り越えにくいってことなの？。」
　「そうとは限らないよ。同じ考えだからこそ協力し合って力が倍増するってこともあるからね。」
　「じゃあどっちでも構わないんじゃないの？。」
　「もちろん絶対に違うタイプが良いっていうことではないよ。ただパーフェクトな人間はいないから必ず苦手なことややりたくないこととかはあるはず。それを嫌がらずに率先してやってくれるような相手だと生活全体がストレスなくスムーズに過ごせる可能性が高いってことだね。」
　「生活にストレスがないって大事だね。」
　「片付けが苦手でやりたくないって人同士だと家の中がゴミだらけになっちゃう。それで困ってくると相手に〝おまえがやれよ〟とかって押し付けたりして喧嘩になるかも。」
　「仲良く〝一緒に片付けよう〟ってなれば良いんじゃない？。」
　「最初のうちはそうなるかもしれないけど、いつまでもそれが続くとは限らないよ。」
　「むしろそうならないカップルの方が多いんじゃないかな。」
　「ゴミが溜まってからだと片付けが更に苦痛になるし。片付けが苦手な人には悪循環。」
　「でも相手が何でもかんでも置きっぱなしのものを毎回自分が片付けなきゃいけないのは、いくら片付けが嫌じゃなくたって不満が溜まるでしょ。そのうち〝いい加減にしろよ！〟って切れる気がする。」
　「どんなことでも限度はあるよ。相手が率先してやってくれるからってそれに甘えて自分は何も気遣いしなければ相手の不満は溜まるだろうね。たとえそれぞれの役割が決まっていても自分がやらないことをやってくれていることに対しての配慮は必要だよ。」
　「でも役割を決めていたら自分だって相手のやらないことをやっているんだからフィフティフィフティ。お互いに配慮なんてしなくていいんじゃないの？。」
　「それは違うと思うな。自分がやっていることはもちろん相手がやっていることも一人暮らしだったら全て自分でやらないといけないことだよ。2人で暮らすことで相手の分までしていることがあっても自分のことをしてもらっているのは間違いないんだから、それに対して感謝の気持ちを忘れてはいけないんだ。」
　「たまにはきちんと片付けたり感謝の言葉を伝えたりしないといけないね。」
　「お互いに、だね。」