恋愛と幸せ

　相手を出来るだけ傷付けないように考えて行動するのが優しさである。そのためには自分が嫌われることも時には必要になる。ウェルカムドールたちは優しさの表現にはいろいろな形があることを話しています。
　

優しさとは？

　「嫌われるためには浮気しちゃえば良いのかな？」
　「それは違うね。確かにそれで嫌われるかもしれないけど、相手には大きな傷を残すことになるよ。」
　「大きな傷？。」
　「浮気された人にとっては自分よりも浮気相手の方が異性として魅力があるって恋人に思われたとしか思えないよね。そこにあるのは同性としての敗北感や信頼していた人に裏切られた失望感などマイナスの感情ばかり。たとえそれで嫌いになって別れても、その時のマイナスの感情は今後の人生に大きな影を残すことになると思うよ。」
　「じゃあ、どんな嫌われ方なら良いの？。」
　「絶対これが良いというものはないかもしれないね。それぞれのカップルの性格でいろんな状況があるだろうから。」
　「たとえば相手がギャンブル嫌いならギャンブルに傾倒してデートをすっぽかしたりとかは？。」
　「自分が借金苦にはまらないように注意が必要だね。」
　「仕事辞めてお金をせびって遊び歩くっていうのはどう？。」
　「もしかしたら〝この人は私がいないとだめになってしまう〟って思われてかえって別れられなくなっちゃうかもしれないね。」
　「1日に100回くらい無言電話を掛けるとかは？。」
　「逮捕されるかもね。」
　「まあ、約束を破ったりマナーの悪い素行をしたりとか、相手の嫌がることをわざと行っていれば徐々に気持ちが離れていくんじゃないかな。」
　「そういうところを見せておいて会う頻度が少なくなれば自然消滅するかもね。」
　「浮気が原因の場合は捨てられたという印象を持たせてしまうね。いくら嫌われたといってもまだ相手には未練が残っているから本当に嫌われたわけじゃない。その状態で会わなくなっても相手はマイナスの感情を払拭出来ないよ。嫌われて別れると言ってもそういう別れ方に優しさはないね。」
　「第三者が関わると比較対象が出来てしまうので自分を卑下しやすくなっちゃう。あくまでも2人の関係だけで納めないとややこしくなるね。」
　「相手にマイナスの感情を持たせないようにするにはどうしたら良いのか、がポイントだね。」
　「別れた後でも良い人と思われたいっていうのは男性に多いようだけど、その考えでは難しいね。自分が〝嫌な奴〟にならないといけないから。別れにおいては相手が勝者になるような演出が必要。〝あの人と別れたのは正解だった〟って思わせることが出来たら成功だね。」