恋愛と幸せ

　好きになってもらいたくて優しく接して信頼されたのなら、恋人関係になってからも信頼を裏切らないように自分の態度に責任を持つのが優しさ。でも気持ちが変化したのなら無理に恋人関係を続けるのではなく、態度を変えて相手に嫌われるのも優しさと言えるかもしれない。ウェルカムドールたちは優しさとは何なのか考えます。
　

優しさとは？

　「好きでなくなったから冷たい態度を取るっているのは何かずるい気がする。それが優しさなんだろうか。」
　「自分から好意を寄せて相手にその気にさせておいて、思っていた人じゃなかったからって別れようとするのは無責任なんじゃないのかな？。」
　「他にもっと好きな人が出来ちゃったっていうなら無責任だね。」
　「嫌いになっても責任持ってずっと付き合えば良いってこと？。」
　「気持ちが変化するのは仕方がないことだよ。そもそも恋心はいつまでも続くものではないんだから。それに将来一緒に暮らしたいと思えないのにその気持ちを隠していつまでも付き合っているのはお互いのためにならないと思うけど。」
　「〝好きじゃない〟イコール〝嫌い〟ではないよね。好きじゃないというのがどの程度なのかにもよるんだろうな。」
　「はっきりと嫌いになったなら別れた方が良いでしょ。付き合ってみて初めて相手の欠点に気付くことは良くあることだね。その欠点がどうしても耐えられないのなら仕方がないよ。」
　「結婚したらずっと一緒だからね。無理だと思ったら早めに決断した方が良いね。」
　「どうしても耐えられないなら仕方がないけど〝思っていた人じゃなかったから〟という理由がずるいと思う。」
　「何故？。」
　「だって相手を勝手に理想化していたのは自分でしょ。相手は騙していたわけではないよ。逆に自分が相手に気に入ってもらうために良い人ぶっていたんじゃないの。自分の方が騙すようなことをしておいて、理想とは違ったからって言うのは責任を転嫁しているよ。自分勝手だよ。」
　「確かに自分勝手かもしれないけど…。でも実際には良くあることだと思うよ。だからこそ自分が相手に嫌われることが大事なんじゃないかな。」
　「付き合った以上は別れる可能性は０とは言えないから少しは想定していないといけないよ。気持ちが変化することはお互いに有り得るんだから。もしも別れたいと思ったらその気持ちが相手に何となく伝わるような素振りをしていた方が良いね。更に嫌われるような態度をすることで〝こんな人だとは思わなかった〟と思ってもらえれば相手も別れを考えやすいと思う。別れた後も〝あんな人と別れて良かった〟って思ってもらえればお互いにとって良いんだと思う。」
　「出来るだけ相手を傷付けないようにするのが優しさなんだね。」