恋愛と幸せ

　とりえのない人はいない。人と比べずに自分の意欲が湧くことに一生懸命に取り組むことでその人の魅力が磨かれる。ウェルカムドールたちはそう信じています。
　

魅力磨き

　「とりえっていうと何か人よりも優れているところを指しているイメージがあるけど、必ずしもそうではないよ。特に優れていなくても人のやらないことをやっていたり、皆がやっていることでも熱心に取り組んでいればそれだけでその人のとりえになると思うんだ。」
　「確かに何かに一生懸命になっている人には何らかの魅力を感じるね。」
　「スポーツ選手が魅力的なのは自分の競技に打ち込んでいる姿にひたむきさを感じるからだね。特に秀でた選手でなくてもカッコ良く見えるよ。」
　「逆に才能が優れていても気を抜いているようなプレイを見るとがっかりするな。」
　「生まれつき他の人よりも秀でているものを持っていても、それを磨く努力をしていなければ魅力は半減してしまうね。」
　「結局は生まれ持った自分の能力を活かす努力が大切なんだね。人と比べたところで自分の能力が上がるわけじゃないからね。」
　「優れた人を目標に頑張るのは良いけど、比べて卑下することはないんだね。」
　「自分を卑下するのが良くないのは心を暗くしてしまうから。心が暗くなるとせっかくその人が身に付けている魅力が輝きを失ってしまうんだ。」
　「仕事中にどんよりとして暗い表情の人も多いようだけど、そういう人たちも本当は何らかの魅力があるんだろうね。もったいないな。」
　「会社というところは本来の自分自身を出しにくい場所だからね。どうしても自分の能力を人と比べられてしまうから職業人としての仮面をかぶっている人は多いだろうな。仕事として苦手なこともしないといけないし、自分を卑下しやすい環境にいるとも言えるね。」
　「魅力磨きの場所として会社は適当ではないってことかな。」
　「そんなことはないよ。自分に合った仕事であれば力を発揮できるから魅力はアップするよ。」
　「でも自分に合っていない仕事だったら？。」
　「仕事が苦手でも卑下せずに他のところで頑張れば魅力が磨かれると思うよ。」
　「他の所ってどこ？。」
　「例えば挨拶や返事を笑顔で誰よりも元気にするとか、他の職員への気遣いをこまめにするとか。」
　「確かに元気さや笑顔や気遣いは大事だけど、肝心の仕事が上手くいかなかったらやっぱり落ち込むんじゃないかな。」
　「そうだね。あくまでも理想論。性格は人それぞれ違うからどうしても落ち込む人は無理をしない方が良いね。本心とは反対の行動をとり続けていると精神的な病になる恐れもあるから気を付けないといけないね。」