恋愛と幸せ

　好きになってもらいたい相手に優しく接することは誰もが自然に出来ること。でも好きになってもらって恋人関係になってからもその優しさを持ち続けていられるかは人それぞれのようです。本当の優しさとは何なのか、ウェルカムドールたちは考えます。
　

優しさとは？

　「恋愛のきっかけ作りには自分の魅力を磨くことが大事で、その一つに優しさを身に付けようって話だったよね。好きな相手には誰でも優しく接することは出来るからその優しさが付き合ってからもずっと継続できるのかで本当に優しい人なのかどうかが分かるっていうことだね。」
　「それって結構難しいんじゃないの？。2人の距離が近くなれば接し方も変わるのが普通だよね。ずっと同じだったらいつまでも他人行儀な感じなんじゃないのかな。」
　「距離が近くなれば優しさの表現が違ってくるのは当然のことだね。でも表現方法が変わっても優しさの度合いが変わるとは限らないよ。付き合う前は自分をまだ相手に認めてもらえていないから〝私にとってあなたは特別な人。あなたに私を受け入れてもらいたい。〟というメッセージを態度で表して相手の反応を見るよね。自分の思いを分かってもらえるように過剰ともいえる優しさで接するのは普通だね。それで運よく付き合うことが出来て相思相愛の関係になればもうそのメッセージは必要なくなるから表現は過剰じゃなくなる。その代わりに〝もうそこまでしなくても2人の絆は強くなっている〟という安心感のようなものが出来るんだと思うよ。」
　「じゃあ、接し方が変わったからといって優しくなくなったと思うことはないんだね。」
　「よく〝付き合う前はすごく優しかったのに付き合ってしばらくしたら優しくなくなった〟って相手を責める人がいるけど、それは思い違いってこと？。」
　「思い違いかどうかはそのカップルによって違うだろうけど、そう思うのはその人自身が2人の関係に不安があるからなんじゃないかな。お互いに絆が強くなったと思っているのならそんなことはあまり気にならないと思うけど。」
　「変わり方の程度にもよるよね。明らかに冷たくなったのなら責めたくはなるよ。」
　「だまされた感じだね。」
　「実際に付き合ってみたら思っていた人とは違っていたってこともあるからね。」
　「冷たくなったのは別れたいってメッセージかも。」
　「もしそうならば早いうちに別れちゃった方がお互いのためだね。」
　「そう考えると、気持ちが冷めたのにいつまでも優しいふりして関係を続けるのではなく、嫌われるためにわざと冷たく接するというのも相手に対する優しさの表現なのかも。」
　「優しさって何だかよく分からないな…。」