恋愛と幸せ

　好きな人に対してだけではなく周りの人皆に優しく接することで本当の優しさが身に付くようになる。ウェルカムドールたちはそのように考えます。
　

魅力磨き

　「周りの人皆に優しく接するって結構大変そうだな。」
　「自分に余裕があるときは意識出来るけど、忙しかったらそうもいかないよ。自分の仕事で手いっぱいの時に他の仕事を頼まれたらイラっとするかも。」
　「〝そんなの自分でやれよ、こっちも忙しいんだ！〟って言いたくなるね。」
　「何でもかんでも引き受けることは優しさとは違うよ。安易に引き受けても期限までに出来なければ信頼を失うだけだし。」
　「人間一人で出来ることには限界あるからね。それは誰だって分かっているはず。」
　「出来そうもないときは断れば良いんだ。大事なのは断り方だね。〝そんなの自分でやれよ〟って言ったらそれこそ冷たい人だと思われちゃうよ。たとえ心の中でそう思っても口に出すのは我慢しよう。」
　「じゃあ、何て言えば良いの？。」
　「例えば〝すみません。今は自分の仕事が忙しくて手伝えません。今度出来る時には手伝いますからまた声を掛けて下さい。〟とかはどうかな。手伝いたいけど今は出来ないこと、声を掛けてもらうことは構わないことを伝えられると良いね。」
　「そうか、相手だって自分が忙しくて頼んでいるのだから忙しい人の事情は理解してもらえるだろうね。それと声を掛けたことを申し訳なく思わせないような気遣いも必要なんだね。」
　「それで出来そうな時に自分から〝手伝うこと何かない？〟って声を掛ければさらに信頼されるね。」
　「逆に毎回断っていたら〝あいついつも口だけだし〟って思われるな。やっぱたまには手伝わなきゃね。」
　「断り方が上手くなっても行動が伴わないと結局は信頼されなくなるってことだな。」
　「でもどんなに接し方が上手くなっても心の中で〝面倒臭いなぁ〟とか〝うるさいなぁ〟とか思っている人は本当に優しい人とは言えないんじゃないの？。」
　「面倒だとかうるさいとか思うこと自体は自分でコントロール出来ることではないからそう思うのは仕方がないよ。うれしいとか悲しいとかと一緒だね。特に心に余裕がないときは誰でもそう思うのものだよ。生まれつきの性格で人それぞれ度合いが違うだろうけど。手伝いを頼まれた時に面倒だと思ったからといって自分は冷たい人間だということではないよ。程度の差はあるけど誰だってそういう面はあるでしょ。大事なのはそう思っても手伝える状況ならば手伝うという行動を取ること。面倒だという自分の思いを抑えて相手の意向を尊重して実際に行動することが優しさなんだと思うよ。」