恋愛と幸せ

　恋愛は自分の才能や努力で自分の思い通りに出来るものではない、それだけ成就するのは難しいものです。その反面、相思相愛のカップルも常に誕生しています。何とも不思議なものだとウェルカムドールたちは思います。
　

恋愛の不思議

　「そもそも何で人間は恋をするのかな。」
　「自分の遺伝子を残すためなんじゃないの？。」
　「確かに人間の場合は人を好きにならなければ子孫を残すのは難しそうだね。」
　「発情期がないからね。恋をして特定の相手を決めないときっかけが掴みにくいな。」
　「恋をしなかったら〝そろそろお互いに適齢期なんで僕と子供を作りませんか？〟って友達とかに言うのかな。」
　「世の中が皆そうならば気にならないのかもよ。」
　「今の世の中でそれを言ったら変人扱いされるね。」
　「変人と恋人は漢字が似てるね。」
　「発情期がある動物は恋をしないの？。相手は誰でもいいの？。」
　「恋をしているようには見えないな。でも特定の相手に求愛行動をするようだから誰でもいいというのとも違う気はする。」
　「複数の雄から求愛された雌は誰か１匹に決めるね。」
　「フラれる雄もいるんだな。つらいね。」
　「弱いものがフラれるらしいよ。」
　「イケメンってだけじゃダメなのか。」
　「メスは子供を産むから誰かに決めないといけないけど、雄は複数相手でも構わないんじゃないの？。」
　「競走馬の種付けを見ていると相手を選んでいるようには見えないね。」
　「いちいち恋をしてたら馬主に怒られるだろうな。」
　「挙句の果てフラれたら種付け出来ないね。」
　「動物が恋愛しているとしても人間のとは違うみたいだな。」
　「人間の恋愛は動物の中では異例ってことなんだね。」
　「というか、他の動物で人間と同じ恋愛をしているのがいたらビックリだけど。」
　「人間だけ特別に恋愛感情があるっていうのは不思議だね。」
　「でも人間だけ特別なのは恋愛感情だけではないからね。脳機能や身体機能の全てにおいて他の動物とは違うよね。その違いのために特定の相手と結びつくには恋愛感情が必要なんだと考えた方が良いんじゃないかな。」
　「自分の遺伝子が生き残っていくためには今よりも優れた遺伝子として残したいっていうのが本能。自分とは違うタイプの遺伝子と結合した方が免疫的に優れたものになるから、そういうタイプの遺伝子を持った相手を自然と嗅ぎ分けて恋をするらしいよ。」
　「父親が年頃の娘に嫌われるっていうのは同じ遺伝子だかららしいね。」
　「父親って寂しいね…。」