恋愛と幸せ

　優しさの適度はカップルによって違う。優しくすることを意識するあまりに息が詰まるようになるのならそこに優しさは必要ない。居心地の良い空気はカップルによって様々だから自分たちに適した優しさ加減でいれば良い。相手に何もしないのも優しさのうち。それは正しい気がします。でもウェルカムドールたちはまた疑問が湧いてきました。
　

優しさの必要性

　「カップルによって優しさの距離感が違うのは分かるけど、恋人同士でも自分が望む距離感と相手が望む距離感が同じとは限らないよね。」
　「自分はもっと優しくしたいのに相手がうっとうしがったり、その反対に自分はもっと優しくしてもらいたいのに相手が全然優しくしてくれなかったりとかはあるだろうね。」
　「全く同じ方が珍しいかもね。」
　「距離感の差が大きかったらどうしたら良いの？。」
　「自分がこうしたい、こうしてほしいというのを相手に押し付けるのは優しさじゃないよね。」
 　「自分が我慢しないといけないってこと？。」
　「でも恋人同士なら少しくらいのわがままは言っても良いんじゃないの？。」
　「言いたくなるのが普通だよね。それだけ特別な人なんだから。」
　「じゃあ、言っても良いの？。」
　「良いと思うよ。いくら恋人同士でも言わないと気付いてもらえないことはあるからね。」
　「希望を聞いてもらえれば良いけど、聞いてもらえなかったらどうするの？。」
　「相手に優しさが足りないってことであきらめるしかないかな。」
　「思いに違いがある場合はどっちかが我慢することになるね。自分の思いを通せば相手に我慢させることになるよ。」
　「相性が合わないのかもね。」
　「そういう冷たい人とは別れた方が良いかも。」
　「それじゃ話が終わっちゃうよ。」
　「自分の思いを強要するのは良くないね。相手だってそんな関係を望んではいないだろうし。」
　「相手を恋人として選んだ理由は優しさだけじゃないでしょ。他に良いところがあるだろうからそこをもっと見るようにしたらどうかな。相手にしてみたら放っておかれる距離感が居心地良いのだろうからその思いを尊重してあげることが大事だよ。それが優しさだし、その優しさを相手も分かってくれていると思うよ。」
　「100%文句のない相手なんていないでしょ。付き合っていれば気になるところの1つや2つは出てくるものだよ。」
　「1つ2つで済めば良いけど。」
　「数えきれ無くなるね。」
　「自分だって欠点だらけの人間でしょ。恋人はそれを受け入れてくれているんだからそれだけで優しい人なんだよ。感謝しないといけないね。」