恋愛と幸せ

　好きな人から好かれるには自分の魅力をアップするのが大事。そのためには優しさを身に付けられると良い。好きな人だけではなく皆に優しく接するには、面倒だという自分の思いよりも相手の意向を尊重して行動することが本当の優しさだとウェルカムドールたちは考えます。
　

魅力磨き

　「相手を手伝うという行動でも苦も無く出来る人もいればそうでない人もいると思うんだけど、周りから見たら同じ行動だよね。でも優しさの度合いは違うってことなのかな。」
　「苦が大きい人の方が優しさ度合いも大きいと思うよ。それだけ自分の我を制して相手のために行っているんだから。」
　「でも周りの人にはその差は分からないよ。」
　「その通りだね。人を手伝ったという結果だけしか見えないからね。」
　「それじゃ頑張った分損している気がするけど。」
　「それで損したと思うならやらなくても良いと思うよ。無理してまで良い人振る必要はないんだから。人の行動は結果だけで判断するものではないと思うけど、周りには結果でしか分からないことも多いのが事実。それに納得できなければ〝自分はこれだけ頑張っています〟って周りにアピールしてもいいけど、それをするとかえって評価を下げることにもなりかねないね。結局そう思って止めるということはその人の優しさはそのくらいだっていうことなんだから。」
　「無理して続けて優しい人だと思ってもらっても、いずれはばれるだろうしね。」
　「目に見えて分かる優しさだけが優しさの全てではないよ。それに人の魅力は優しさだけじゃないし。」
　「人それぞれ生まれつきの性格が違うから、同じ行動をするのでもそれぞれ労力が違うよね。それに同じ結果を残せてもそれまでの努力の度合いも皆違う。それにいちいち不公平だと不満を抱えていたら不満だらけの人生になっちゃうよ。」
　「不満だらけの人にはあまり近づきたくないね。」
　「でも生まれつき何をやっても秀でている人もいるでしょ。東大に行ってスポーツも万能で見た目も良いっていう人。他の人が苦労していることを簡単にやり遂げちゃったりして。うらやましいし、やっぱり不公平だと思うよ。」
　「確かに不公平なのかもしれない。でもそう言って羨んでいても自分の能力が上がるわけではないよね。むしろ羨む分自分の心を暗くしてしまっているんだね。自分で自分の魅力をダウンしているんだよ。」
　「じゃあ、何のとりえも無い人はどうすればいいの？。」
　「とりえが無いと思うのは人と比べるからだよ。どんな人にでも好きなことややりたいことはあるはず。それに一生懸命に取り組んだらいい。人より秀でていなくて良いんだ。どんなことでも頑張って取り組むことが自分の魅力を磨いていることになるんだから。」