恋愛と幸せ

　自分に出来ないことをやっている人に魅力を感じる、そんな人も多そうです。憧れや尊敬の念が恋愛感情になるようです。ウェルカムドールたちは納得します。
　

恋人の魅力

　「例えば決して見た目が良いとは言えないスポーツ選手が人気になるのは良い成績を残しているからだよね。その世界で頑張っている姿がカッコ良く映るんだと思う。同じスポーツをやっている人からは当然だけど、それ以外の人からも好かれるってことは活躍していることにそれだけ魅力があるってことだね。」
　「そのスポーツをやっていなければ決してそんな人気になることはないだろうね。その辺にいる普通の人にしか見えないもん。」
　「でもそこまでのレベルになるには限られた才能と努力が必要でしょ。そんなの無理だよ。」
　「別にそこまでにならないといけないわけでははないよ。一般的なレベルよりもある程度上であれば、出来ない人から見たら〝すごい〟って思われるんじゃないかな。会社で特に目立つことのない男性がピアノを上手に弾けたらすごいって思わない？。」
　「確かにそういう意外性にはちょっと惹かれるかも。」
　「それですぐに恋愛感情になるというわけではないだろうけど、少し見る目が変わるよね。その分だけ意識するようになるってことでしょ。」
　「逆にとっても綺麗な人が字がすごく下手だったらがっかりするな。その人には悪いけど。これはマイナスの意外性だね。」
　「字もそうだけど、料理や片付けとかの日常的なことでもきちんと出来るというだけでその人の魅力度はアップすると思うよ。」
　「派手なメイクでブランド物の服を身に着けて遊んでいるように見える女性が字が綺麗で料理が得意だったらこれも意外性があるね。」
　「女性にそういうことを求めると女性蔑視って言う人がいるけど、そうじゃないと思う。別に結婚してやらせようっていうことではなくて、そういう誰もが日常的に必要なことを自然と身に付けて来ているという今までの生き方に魅力を感じるんだね。」
　「今の時代は男性も家事を求められるから、魅力度アップのために料理や掃除が出来るようになると良いね。」
　「普段は他人のほんの一面しか見ていないから、その人の人間としての大きさが分からないよね。会社では仕事が出来る人ばかりが目立つけど、そのことと人間性は大して関係が無いと思うんだ。でもプライベートでどんなことをしているのかが分かるとその辺りが少し見えてくるんじゃなかな。」
　「外見だけで判断するとかなり偏見がありそうだね。」