結婚したい男たち

　真面目で家庭的だけど結婚できない男性は清潔感と気配りが大事である、というところまで来ました。他に気を付けないといけないことはないのか、ウェルカムドールたちは考えています。
　

助演男優賞を得るには

　「脇役はたくさんいるから、その中で女性から選ばれるには何かが必要だね。」
　「やっぱり会話はある程度必要だよ。全くしゃべらない脇役は何を考えているか分からないからちょっと怖い。」
　「無理におもしろいことを話そうとしなくてもいいと思うけど。大事なのはその場の会話の内容に合わせること。」
　「人の考えを否定したり、マニアックな話を始めたりされたら、女性はついていけない。」
　「場の雰囲気を察してほしい。空気読めない人はダメ。」
　「そうそう、女性は自分の考えに賛同してもらいたいもの。〝うん、分かるよ、その気持ち〟とか言ってほしいのに、〝え～、そうじゃないよ〟なんて言われたら〝あぁ、この人とは合わない…〟って一瞬にしてアウト。」
　「もしも違うと思ったら即否定でなくて〝そうだね、そう思う気持ち分かるよ。もしかしたら相手の人は〇〇と思ったからそんなこと言ったのかもしれないね。〟とさりげなく違う考え方もあることを教えてほしい。」
　「そんな感じで言ってもらえると〝心の広い人かも〟って思っちゃう。」
　「女性の愚痴に合わせてばかりだとその場は盛り上がるかもしれないけど、薄っぺらな人って印象を抱いちゃう。友達以上にはならないかな。」
　「ちょっと尊敬できる人の方がいいよね。」
　「うん、自分の間違いを優しく教えてくれるような人がいい。」
　「偉ぶって言う人は絶対ダメ。」
　「そういうのはムカつく。例え自分が間違っていても素直になれない。」
　「女性は自分が我がままだって分かっているからそれを理解して相手をしてくれないと上手くいかない。」
　「普段はリーダーシップを取ってほしいけど、食事のお店は自分で決めたいとかね。その場に応じて女性の気持ちを察してくれる男性だとポイント高いね。」
　「結構難しいと思うけど…。ちょっと会話の話に戻そうか。」
　「楽しい話をしてくれればその方がいいけど、例え面白いことを言えなくても、笑えないジョークを連発されるよりはマシ。女性の話をしっかり聞いてくれて、状況に合った返しをしてくれればいいんじゃないかな。そういう人だって分かれば大丈夫だと思う。」
　「あまりペラペラしゃべられても疲れるし。女性は話したいことを話せればそれで満足できる。下手に否定されたら機嫌悪くなる。〝この人に話さなければ良かった〟って思っちゃうかも。」
　「聞いてるふりの生返事もダメ。真剣に聞いていないことは相手の態度で何となく分かっちゃう。」
　「ということは、話が苦手でも女性の話をしっかり聞いて適切な返事が出来れば良いってことかな。女性の気持ちを察したやりとりが必要なんだね。」