そっくり人形ヒロのひとりごと 191206 ~聞いてもらいたいわけじゃないけど…~
しつけと体罰3
体罰は良くない。しかし、体罰を「身体に苦痛や不快感を引き起こす行為」と定義してしまうと「体罰は無くすべきだ」とは言い切れなくなる。社会秩序を守らなかった時に苦痛も不快感も感じないで済むのなら、反省せずに再犯を繰り返す人間はいつの時代にも一定数いると考えられるからだ。特に子供は理屈で善悪を理解できないことは多い。同じ過ちを繰り返す割合は大人よりも高いと思われる。虐待は論外だが、やってはいけないことを教える術として、本人が嫌だと感じる行為を罰として与えることも時には必要だと思う。それが出来なくなると、育児に悩む親たちは更に増えるだろう。
良識ある親と体罰
身体的苦痛は限度を超えると死に至らしめることがある。今回の法案はこの点を重視したのだろう。ただ、身体的なものならば傷害致死罪等、既にある法律で裁けるのではないか。既にある法律で虐待死を防止できないのであれば、新たに児童虐待防止法が成立しても同じことは起こるように思う。法律があろうがそんなことお構いなしに、自分よりも弱い相手、自分には絶対に逆らわないと分かっている子供に暴力をふるう人間なのだから。
加害者は始めから殺すつもりは無かったとは思うが、「そこまでやったらどうなるか」を予測できないところに問題があるのであって、「これをやったらいけません」という法律で縛ることに効果があるとは考えにくい。やる人は法律があってもやるものだ。事の善悪が分かっていても自分の感情が優先してしまい、更にその支配感に快感を覚え、その最悪の結果までは考えられなくなっているのではないか。
法律で効果があるのは「そんなことをやったらどうなるか」が分かっている良識ある人達だ。その良識ある人たちは、児童虐待防止法が成立することによって、自分のしつけが虐待として周囲の人達から非難されるのではないかと疑心暗鬼で育児しなければならなくなる。子どもは発達の仕方が皆違う。一人一人にそれぞれの育児の仕方があるのだ。全ての親は皆それで悩んできたのに、更に育児が難しくなる。
もちろん身体に傷を付ける体罰は良くない。しかし、「ごめんなさいを言うまでご飯をあげない」とか「約束を守らなかった罰として押入れに閉じ込める」とかまでも「子どもは苦痛に感じているから体罰だ。許されない。」と言われるのは納得できない。悪いことをしても子供にとって嫌なことが何もなければ、それは事の善悪を言葉で正しく理解できない子供にとってはやってもOKという理解につながりかねない。そして同じことが繰り返される。
運動などは苦しい練習を乗り越えるからこそ、より大きく成長するものである。それを苦しまない程度のことばかりをしていたら大した成長は期待出来ないし、苦しんだからこその喜びを味わうこともない。本当に好きなことでなければ自ら苦しい道を選ぶ人間は少ないものだ。特に子供の頃は好きでもないことをやらされることは多い。習い事などは良い例だ。親に言われたからやっているという子は多いだろう。嫌だけどやらないと親に叱られるから仕方なく続けていたことが、大人になってから「やっていて良かった」と思うことは多い。途中で投げ出した子は「続けていれば良かった」と悔やむこともある。その経験から苦しいことを続ける大切さを学ぶこともあるだろう。苦痛を与えてもらうことは成長の過程で必要に思う。
子どもにいろいろな経験をさせるのは親の務めでもある。苦しむ経験は後に大いに役立つことも多いものだ。苦しみから社会のルールや厳しさを学び人間として成長してほしいと思うのは親の愛情の1つだと言える。苦しみを乗り越えたところで褒められるからこそ、褒める効果が倍増するものだ。子どもに苦痛を与えないことが本当に子どものためになるのだろうか。暴力による体罰は良くないことは当然だ。しかし、暴力と言えないことまでも含まれてしまう体罰の定義には首をひねらざるを得ない。
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