いい女の日

　今日11月7日はいい女の日です。「いい(11)おんな(7)」の語呂合わせからです。たかの友梨ビューティークリニックが制定しました。美しくなりたい女性を応援する特別な日だそうです。ちなみに一昨日の11月5日はいい男の日でした。こちらは資生堂が制定しています。

いい女・いい男

　いい女やいい男の定義はあるのでしょうか。恐らく定義することは難しいでしょう。人によって好みは違うのですから。ただ、多くの人の好みに共通している条件はありそうです。例えば「優しさ」は男女ともに必須条件と言える気がします。ただ、優しさの表現方法が人によって違うので、本当は優しさを持ち合わせているのに、冷たく見られてしまう人も結構いるように感じます。逆に普段は優しく見えても実は冷徹な人もいそうです。
　

　いい女に見られたくて、ダイエットやエステに励む女性は多いようです。最近は男性でも増えていると聞きます。美しく見られたい、若く見られたいと思う気持ちは理解できるし、いつまでも生き生きとした人生を送るためには大事なことと言えます。周りの目を気にしなくなったら気持ちも老け込んでくるものです。老けることが悪いわけではありませんが。
　

　でも外側をきれいにすることが最優先事項になっているとしたら、ちょっとがっかりです。やはり大事なのは中身です。外側を磨くのは日常の食事や運動の習慣、身だしなみなどで適度に保っていれば十分だと思います。あまりにも見事なプロポーションだと逆に魅力を感じないものです。
　

　いい男の条件に「仕事ができること」を挙げる女性も多いようです。しかし、仕事ができるかできないかは、どのような仕事をしているかにもよります。営業力が優れた人でも手先の器用さを求められる仕事に就いたら出来ない人になるかもしれません。適職に就いているか否かで仕事上の評価は大きく違います。

　仕事面で大事なことは「与えられた仕事に一生懸命に取り組むこと」ではないでしょうか。自分に向いていない仕事だと感じても頑張れる人が、いい女やいい男だと思います。その点で見れば、私はいい男失格です。
　

　私の思ういい女・いい男の第一条件は「相手を思いやれる人」です。そしてそのうえで「状況に合わせて適切に行動できる人」だと思っています。困っている人がいたら手を差し伸べる、でも全てを手伝うことがその人のためになるかどうかは別です。その人が自分で出来そうなことまでは必要以上に介入しないことは大事です。時には冷たく思われるかもしれませんが、自分の評価よりも相手のためになる行動を優先できる人、そういう思いやりを持てる人が魅力的だと感じます。私には到底無理なので、尊敬します。