テディベアズ・デー

　今日10月27日はテディベアズ・デーです。テディベアの名前の由来となった第26代アメリカ大統領セオドア・ルーズベルト（1858～1919年）の誕生日であることからです。
　

　テディベアズ・デーは、イギリスのテディベアコレクターの間で始まりました。日本では特定非営利活動法人・日本テディベア協会が、1998年（平成10年）に制定しています。そして「ルーズベルト大統領の優しい気持ちを思い起こし、家族や恋人、親しい友人というワクからもう少し広げて、〝Thinking of you＂（あなたのことを思う気持ち）をテディベアを通して伝えましょう。という日にしていきたいと考えています。」との思いを発信しています。
　

　つまり、「大切な人にテディベアを贈って、自分の気持ちを伝える日」ということです。
　

テディベアについて

　1902年（明治35年）のある秋の日、ルーズベルト大統領は趣味である熊狩りに出かけました。しかし残念ながらその日は獲物をしとめることは出来ませんでした。そこで、同行していたハンターが気を利かせて子熊を追い詰め、大統領に最後のとどめを刺してもらうようにお願いしました。しかし、大統領は「瀕死の子熊を撃つのはスポーツマン精神に反する」として撃ちませんでした。
　

　このエピソードが美談として世間に広まりました。そしてそのエピソードにちなんで、ニューヨークのある玩具メーカーが「テディ」と名付けた熊のぬいぐるみを発売しました。ちょうどそれと同時期にドイツのシュタイフ社が作った熊のぬいぐるみが大量にアメリカに輸入されたことで、「テディベア」の名が熊のぬいぐるみの総称として知られるようになりました。これがテディベアの由来と言われています。
　

　テディベアについては特に厳密な定義はありません。シュタイフ社のものが有名ですが、他社のものでも、ハンドメイドのものでも、熊のぬいぐるみであればテディベアと呼んで差し支えありません。ただ、プーさんやリラックマは…どうでしょうか？。
　

　テディベアズ・デーの認知度は決して高いとは言えないようです。ただ、テディベアを嫌う人は滅多にいないと思います。女性はもちろんのこと男性でももらって嫌がる人は少ないように思います。自分の思いを伝えるには最高のパートナーと言えるかもしれません。皆さんも大切な人にテディベアをプレゼントしてみたらいかがでしょうか。