記念日のすすめ 191022 ~大切な人にプレゼントをしよう~

即位礼正殿の儀

 今日は第126代天皇・徳仁(なるひと)の「即位礼正殿の儀」が行われました。即位礼正殿の儀は、即位の礼の中心となる、即位した天皇が日本の内外に即位を宣明する儀式です。天皇が新たに即位する毎に、国内外から賓客が招かれて、皇居宮殿・正殿「松の間」で執り行われる国事行為です。
 

 そのため今日10月22日は5月1日の「天皇の即位の日」と共に今年限定の国民の祝日になっています。
 

 即位の礼には即位礼正殿の儀の他に「剣璽(けんじ)等承継の儀」、「即位後朝見の儀」、「祝賀御列の儀」、「饗宴の儀」があります。
 

 祝賀御列の儀として、天皇皇后両陛下のパレードが本日の即位礼正殿の儀の終了後に行われる予定でした。しかし、先日の台風19号による被害に配慮して、11月10日に延期となっています。
 

象徴としての天皇

 天皇陛下のおことばの中の抜粋です。
 

 「ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。」
 

 天皇は日本の象徴です。象徴としての生き方をしないといけないのです。これってとても大変なことだと思います。公の場での発言は全て日本国民の総意として捉えられてしまいます。失言はあってはなりません。天皇と言えども人間です。時にはイライラすることもあるでしょう。しかしそのような態度を出すことは許されないのです。
 

 実際、現上皇の明仁平成天皇もいつも穏やかでした。話すときには常に慎重に言葉を選んでいるようでした。同様に徳仁令和天皇も穏やかな姿しか見たことがありません。ただ、雅子様が体調不良で公務を長く離れていることで批判の声が多かった時はすこし穏やかさが無かったようにも見えました。しかし、そこに徳仁天皇の優しさが感じられた気がします。
 

 日本の象徴を全うするということは並大抵の努力では出来ないことだと思います。少なくとも私には無理です。「象徴としての務めを果たす」ことを生まれながらに求められ、それを全うしようとしている天皇陛下には本当に頭が下がります。日本人としては何ともありがたいことです。令和の時代が平和で長く続くことを祈ります。

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