コーヒーの日

　今日から10月です。消費税増税もスタートです。軽減税率のお陰で分かりにくい税制になり、混乱を生じている人も多いと思います。
　

　さて、そんな10月1日ですが、今日はコーヒーの日です。コーヒー業界の一層の発展を目的に活動する一般社団法人・全日本コーヒー協会が1983年（昭和58年）に制定した記念日です。
　

　なぜ10月1日なのかというと、国際コーヒー協会が定めた「コーヒー年度」の始まりの日だからです。世界一のコーヒー生産国であるブラジルでは、コーヒー豆は9月には収穫が終わり、10月から新たな栽培が始まる時期なのだそうです。
　

コーヒーの魅力

　コーヒーは苦くておいしくない。子供の頃は誰でもそう思うでしょう。甘いコーヒー牛乳は好きでもブラックコーヒーは嫌いです。しかし、大人になるにつれてなぜかブラックコーヒーを好んで飲むようになります（大人になっても苦手な人もいますが）。不思議です。以前ビールについて書きましたが、ビールも同じです。最初は苦くておいしくないと感じるのに、いつの間にかその苦さがおいしく感じるようになります。なんだか、コーヒーもビールも怪しい飲み物です。
　

　コーヒーにしてもビールなどのアルコール飲料にしても、飲み過ぎが続くと依存症になることが報告されています。しかし、依存症になるほど飲んでいなくても、毎朝のコーヒーや毎晩のビールを欠かさない人は多いように思います。その習慣を止められないかと言われると、そんなことはないでしょう。止めようと思えば止められるけど、特に止めなければいけない理由もなく、止めようとも思わないので続けているパターンだと思います。
　

　苦いのに止めようと思わない人が多いのは何故でしょう。もしかしたら人間は本来苦みを好むのではないだろうか、そう思い調べてみると、味覚と人格の関係性についての記述がありました。海外の心理学者の研究結果のようです。
　

　結論は、「全体的な苦みへの選好はマキャベリアニズム（目的のためには手段を択ばない）、サイコパシー（精神病質：反社会的人格障害）、ナルシシズム（自己愛傾向）、並びに日常的なサディズム（他人を苦しめることに喜びを見出す傾向）の強固な予測因子であることが浮き彫りになった。」とのことでした。つまり、苦みを好む人にはそうでない人に比べて、邪悪な人格特性がある傾向が強いということのようです。
　

　苦いもの好きな人が全員邪悪だということではありませんが、その特性を内在している可能性が高いということだと思います。そう言われてドキッとした人は結構いるのではないですか？。でもそういう人には朗報です。マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズムの3つを合わせてダークトライアド（更にサディズムを含めてダークテトラッド）と呼ぶのですが、ダークトライアドの人は社会的に成功している人が多いそうです。コーヒー好きでダークなあなたの将来はとても輝いている…かもしれません。