そっくり人形店長日記 190822
父の誕生日
今日は私の亡き父の誕生日です。父は1931年(昭和6年)に生まれ1991年(平成3年)に事故により60歳で他界しました。私は親不孝な息子のまま父と永遠に別れることになってしました。このことは私の人生において最も悔いが残っていることです。
父親と息子
自分が父親になって息子が出来てからは今まで以上に父のことを想起するようになりました。父は私にどのような思いで接していたのだろうか、こんな時に父だったら私にどう言うのだろう、など、我が息子と接するたびに無意識のうちに父と自分を対比しているのです。
また、父との出来事を思い出すと、その時の父の年齢を既に自分が追い越していることに愕然としてしまいます。あの時の父に比べて自分の未熟さを情けなく感じると同時に、息子には父親としての私はどう映っているのだろうかと不安にもなります。そしてもしかしたらこんな私でも息子には立派な父親として見えているのかもしれない、そうだとしたら私の父も立派そうに見えても内心は不安だったのではないか、などと思ったりもするのです。
父は家の中では絶対的な存在だったので逆らうことは許されない雰囲気でした。そんな父の態度に対して余計に反発心が芽生えて私はいつの間にか父を避けるようになりました。父が仕事から帰ってくると自分の部屋にこもることが当たり前になっていました。そんな私の態度に父も更に厳しくなったのかもしれません。当然会話する機会は少なくなりました。
もしも私の息子が私に対して反発するようになり私のことを疎ましく感じるようになったら、恐らく私は寂しくてしょうがないでしょう。父はいつでも強気でしたが、実は同じように寂しかったのかもしれません。自分から離れていく息子に対してどのように感じていたのか、今では知る由もありません。
自分が父親として全く進歩していないのに、息子は年々成長して逞しくなっています。幼いころのただ可愛いだけの息子ではありません。いつの間にか息子に教えてもらうことも多くなりました。いずれは私に意見をして反発するようになるのでしょう。覚悟はしていますが、実際にその時が訪れたら私はどう接すれば良いのか分からずおろおろすると思います。ただ、私は父との関係の中で学んだことがあります。ですからそれを活かして息子には出来るだけ父親との関係を後悔させないようにしたいとは思っています。
私にとっては怖い人だった父ですが、よくよく思い出すといろいろなことをしてもらった記憶があります。あちこちに旅行に行ったり、欲しいものを買ってくれたりと、比較的裕福に暮らせていました。これらは全て父のお陰なのですが、当時はそんなこと当たり前だと思っていて感謝の気持ちはあまりなかったような気がします。しかし、今の私は父親として子供たちにそれらのことを満足にしてあげることが出来ていません。私の父に比べて、やはり私は情けない父親のようです。
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