高校野球準々決勝

　いや～びっくりしました。星稜高校がこれほど打つとは思ってもいませんでした。17－1で仙台育英に圧勝してしまいました。ついにベスト4です。昨日までヒットは打てても得点に結びつかないことが多かったので、奥川投手が投げなければ逆のスコアになってもおかしくないと思っていたくらいなので、選手たちの頑張りに拍手を送りたいです。
　

打線爆発

　投手力は奥川投手抜きでもそこそこ行けるとは思っていました。しかしそれでも相手は強打の仙台育英なので、もしかしたら打ち込まれることもあるかもしれないと不安はありました。それが、まさかの圧勝。2番に入った2年生の今井選手の起用が完全にはまったようです。まさかまさかの満塁ホームランと2点タイムリー2塁打には本当に恐れ入りました。こんなすごい選手が控えにいたなんてビックリです。甲子園で優勝するにはラッキーボーイの存在が大きいと良く言われますが、まさしく今井選手がラッキーボーイだったようです。彼の打撃で他の選手たちも目覚めたのでしょう。今一つ精彩に欠けていた4番の内山選手も2打席連続ホームランでした。
　

　投手陣は予想通り荻原投手から寺沢投手への継投で最少失点に抑えてくれました。この二人も奥川投手の陰に隠れていますが、他校ならエース級の能力の持ち主です。点差が開いた終盤はもう安心して観ていられました。それに守備陣もファインプレーが続くなどきっちりと守ってくれました。奥川投手がいなくても全国で戦えることを証明できた試合でした。
　

　昨日、今日と本当に見事な試合をしてくれています。この調子を維持してほしいと願うばかりですが、大勝した後は要注意です。今日の相手の仙台育英も昨日の智辯和歌山もそれまでは強豪という名にふさわしく大量得点の試合をして順当に勝ち上がってきていたのですから、両校とも星稜に負けるとは思っていなかったと思います。それが共に星稜から1点しか取れなかったのですから、打線が好調でも全く打てない時もあるということです。今日の星稜打線は予選でも見られない程当たっていましたが、次戦はどうなるか分かりません。逆に今日の大勝で大振りするようになったら危険です。監督はじめ選手たちもその辺りは気を引き締めて臨むことと思いますが、身体に残っている感覚がメリットになるかデメリットになるかは分かりません。
　

　準決勝は明後日で、相手は中京学院大学中京に決まりました。ここまでくるとどの高校と当たっても強豪です。どこが相手でもここまで来たら優勝してもらいたいです。昨日と今日の試合の流れから、何となく星稜に追い風が吹いているように感じるのは私だけではないと思います。次の試合も楽しみです。